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神奈川南部から発信…野山や海辺を歩いて、見たもの感じたもの
最近のマイブーム


4〜5月は何度か磯に足を運んだのだが、水温も高めなのか平年に比べるとけっこう多くの生きものが見られた。そんな磯の観察時には、コンデジを水中用ハウジングに入れて使っている。水面上から撮るのに比べて、水中では写真のオトメウミウシのようにくっきりと、より自然な雰囲気で写すことができる。それはそれで良いのだけれど、ただ単純に図鑑っぽい写真を撮っているだけでは、ちょっとつまらない。


   
   

そこで最近マイブームというか、ちょっと試しているのが半水面の写真だ。とは言っても所詮コンデジと、そのプラハウジング。レンズ口径は小さいし広角側の画角も限られているし、かなり難しい。それでもやってみるのが楽しいのだ(笑) とりあえずの対象は、浅いところにいて動きも遅いウミウシ。慣れてくればけっこう撮れるものだ。水面上までクリアには写らないけど、これはこれでおもしろいでしょ? ちなみに写っているのはお馴染みアオウミウシと、下のオレンジ色のはウミウシ食いのウミウシである、キヌハダウミウシ。


   


それともう1つ気にして撮っているのが生物の擬態。さて上の2枚、どこに何が写っているかわかる? 写っているのはマメコブシガニなんだけど、体の配色が、貝殻や石の散らばる水底に紛れて、パッと見ではわかりにくいでしょ。こういう生きものはけっこう多いし、なんかこんなクイズになるような写真を撮るのが、今けっこう好きなんだ〜。

| 海の生きもの・貝ウミウシ | 20:30 | comments(8) | - | - | - |
甲烏賊
    
    
    

テングハギとネコタマを見つけた後、目に付いたのはコウイカの仲間の甲。1枚目の甲は種としてのコウイカ。定番の漂着物だけど、けっこういろいろな動物に囓られていたるする。でも写真のものは完璧だったな。拾わなかったけどね(笑) 2枚目のはウスベニコウイカ。コウイカに比べると少し南方系かな。名前の通り、甲は綺麗な薄紅色で、少し厚め。そして3枚目はシリヤケイカ。こちらもコウイカに比べると少し南方系。ウスベニコウイカに比べて見る機会はそれほど多くなく、見られる季節も限られている気がする。特徴は甲のすぼまった側の縁が張り出して、篦状になっていること。甲の先端にはトゲがないので、ハリナシコウイカの別名もあるよ。コウイカの仲間の甲は、種類によっては特徴的だったりするので、よく観察してみるとおもしろいよ。

月末頃までしばらくバタバタするため、コメントレスや新規更新、また皆さんのブログへの訪問もできませんが、ご了承ください。


| 海の生きもの・貝ウミウシ | 20:20 | comments(2) | - | - | - |
骨無したち



前記事に引き続き、今月初めの夜観リポート。今回は無脊椎動物たち。まず最初は棘皮動物。昼間はあまり見かけないのに、夜になると意外と目立つ。写真の子は特に赤紫が派手な感じだった。2枚目はウミシダの幼体。腕を広げた時の直径は5センチくらい。干上がっていたのを、深い場所に投げ入れて撮影。泳ぐかな〜と期待したけど、そのまんま沈んでいった。色が全体に白いのは初めて見たかも。



    


そしてウミウシ。最初は磯の定番ムカデミノウミウシ。この種類は冬でも普通にいる。そしてジボガウミウシ。磯では水温が上がってから出てくる種類と思っていたけど、ダイビングでは通年見られるようだ。そして驚いたのがアオウミウシ。このウミウシ、三浦の磯では夏場中心のウミウシで、通常は5月ごろからやっと見られ始める。それがこんな時期に見られるなんて!ダンゴウオの夜観は数年やっているけど、この時期にアオウミウシを見たのは初めてだ。ただし、まったく冬に見られないという訳ではないようで、三浦ではないけれどダイビングで冬に撮影された写真は、ネットで見つけることができた。しかし、これも暖冬の影響なのかな?





同じ軟体動物のマダコくん、今回も登場。浅いところで見つかってしまい、進退窮まって右往左往。カメラに近い近い!近すぎて撮れないから…という状況だった(笑) タコは毎回見かけるけど、ユーモラスでおもしろいし、アクションもあるので、ついつい撮影しちゃうな〜。




そして最後はでっかなショウジンガニ。今年は例年に比べてカニが元気な感じがする。大きなショウジンガニに、スベスベマンジュウガニも活発に動き回っている。なんとなくいつもと違う感じがした1月の夜観。でも、今の激しい寒波で、また雰囲気が変わるかもね。次の夜観は2月最初の大潮頃の予定。またのリポートをお楽しみに。

| 海の生きもの・貝ウミウシ | 19:10 | comments(4) | - | - | - |
最近のいろいろ…ひらひら
 
     
 

すっかり更新サボってました。今の状況はと言えば、長く険しい坂道を登り切り、峠を越えて、後は急な坂道を転ばぬように駆け下りるだけ…という感じ…かな? 写真も撮っていないしネタというネタもないのだけど、先月半ばから今までに撮ったもの。最初は、磯の潮だまりをぐいぐい進んでいた、ひらひらベールのミスガイ。貝殻は小さい感じなのに軟体部が立派な個体だったよ。


 
 
 

そしてお次は、スナモグリの砂潜り。鎌倉の海岸を歩いていると、たまにいるんだよね。何かの拍子に巣穴から出てしまったらしい個体。放っておくと鳥のエサなので、救助してあげた。潮が引いて表面が締まった砂干潟では潜れなくても、ちょっと砂を掘ってやれば水が染み出て潜りやすくなる。そして帰っていくお尻をパシャリ(笑)
| 海の生きもの・貝ウミウシ | 18:10 | comments(12) | - | - | - |
ピンクの女王と王女さま
     
 

ピンクの女王って、別にエッチな話題じゃないよ?(誰ですか「日活ロマンポ●ノ」とか言ってる人は? 笑) 春のウミウシと言えば、やっぱりこれが見たい! そしてちゃんと出てくれました、サガミミノウミウシ。この気品と美しさは、まさに女王様の風格だね。しかもこの女王様、片方の触角だけ二股になっている、ちょっと個性的な個体だった。この色彩だし大きさは2センチくらいあったので、少し離れたところからでもすぐに見つけられたよ。


 
 

さてピンクの王女さまがこちら! このブログ初登場のヒロウミウシだ。ダイビングポイントではよく見られる種類らしいけど、潮間帯にいるのは珍しいと思う。大きさはなんと5ミリ。知らなかったらイソギンチャクの幼体と思っちゃうような姿だよね。でもこの子、けっこうな速さでずんずん移動していた。わかりづらいけど、体の前の方で色が濃くて直立した2本が触角。外䚡はちょっと見えづらい。上のサガミミノウミウシに似た雰囲気があるけれど、サガミミノウミウシはミノウミウシ亜目アオミノウミウシ科、ヒロウミウシはドーリス亜目ネコジタウミウシ科と、分類的にはまったく違うグループだよ。


 

最後はピンクじゃないけど、こちらも女王か王女さまっぽいジボガウミウシ。昨年は「アナと雪の女王」なんてのが流行ったけど、このウミウシは雪の女王ってイメージががピッタリなほど、白の微妙な色合いがとても綺麗なのだ。今回は久々の磯観察だったけど、ウミウシをたっぷり堪能できたからすごく楽しかったよ♪

| 海の生きもの・貝ウミウシ | 10:40 | comments(8) | - | - | - | 昨年の記事
磯(海)と言えばモ〜これ!
 
 

先週の磯観察報告に戻って、まずはやっぱりこれ、ウミウシ。今回はけっこう種類が見られたよ。まずは数的には一番多かったダイダイウミウシ。名前は「橙色」から来ていると思うけれど、実際には淡めの黄色で細かい白線が模様を作っている。大きさは2〜3センチ。そして次はシロウミウシ。この個体は4センチくらい。アオウミウシ同様に定番だけど見ないと寂しいヤツだね。ちなみにアオウミウシは今回1個体しか出ず、場所が悪くて写真も撮れず終い。


 
 

真っ黒いのはクロシタナシウミウシ。これも定番だね。ほかのウミウシが多かれ少なかれ明るさを嫌がる傾向にあるのに、こいつは割りと平気で動きまわる。近年、マダラウミウシをこれと同種とする研究者がいるけれど、行動の違いを見ればあまり納得できない説だよね。そしてこちらもお馴染み、ムカデミノウミウシ。ミノウミウシ類では磯で最も普通に見られる種類。エサの状況によって紫色ではなく緑色っぽくもなるらしいけど、一度見てみたい。


     
 

それから、だいたいいつもいるけど、それほど多くないヤマトウミウシ。体がちょっとイボイボになっていて、けっこう隠蔽効果が高そう。最後はホオズキフシエラガイ。これはもっと寒い時期、ダンゴウオを探す2月くらいに多く見られ水温上がって来ると消えるのだけど、この個体は元気そうだった。数はそう多くはないものの、いろいろな種類が見られた今回の磯観察。ウミウシ記事はもう1回続くよ。



追記


pawさんのご指摘で、ヤマトウミウシとしていたものがサンシキウミウシと判明しました。サンシキは「三色」の意味で、体が3色に分かれている…ということらしいですが、あちこちで名前負けとか書かれている、可哀想なヤツです(笑)
| 海の生きもの・貝ウミウシ | 20:40 | comments(10) | - | - | - |
春一番…打ち上げいろいろ
 

前回の記事では18日に関東で吹いた春一番の打ち上げ生物のうち、甲殻類を取り上げた。今日はその続きで、それ以外のもの。まず目立ったのは一見すると小さなイカの甲のような物体。手に取ってひっくり返すと、中央に小さな貝殻が乗っている。その正体はツツミガイだ。鎌倉の貝に詳しいzaimokuza77さんのブログなどによれば、1970年代以降激減して、一時は消滅寸前にまでなった貴重な存在のようだ。でも、打ち上がっている数からすれば、そこそこの数が材木座海岸と由比ヶ浜には生息していると推測される。またネットを見ると県内のほかの場所でも打ち上げがあるようなので、かなり復活しているのだろう。


     

こちらはもう、海が荒れた後には定番のウミサボテン。刺胞動物のなかまで、写真のものが1匹なのではなく、複数のポリプ(個虫)の集合体だ。ポツポツした部分にポリプがいて、夜間になるとそこから触手を伸ばす。最近では刺激を与えると発光することも知られている。


 

上の2つは既にお亡くなりになっているけれど、生きているものもちらほら。貝類ではクチベニガイがたくさん打ち上がっていて、その多くがまだ生きていた。写真のは最初は軟体部が出ていたんだけど、写真を撮ろうと移動させたら引っ込んで出てこなくなっちゃった(笑)




そして多かったのはヒトデ。昨年のこの時期はまったくといっていいほど見かけなかったけれど、今年は写真のモミジガイ(写真は集めたものだけど、すぐ近くにいたのを寄せただけ)に、茶色いヒラモミジガイがたくさん。ほかに拾ってきたものがあるのだけど(というか、それが第一目的だったのだけど)、それは近々hiroimonoで。今年の春一番は打ち上げ生物が豊富だったから、なかなか楽しめたよ。




踏んだらアカン(後編)……hiroimono
| 海の生きもの・貝ウミウシ | 09:50 | comments(10) | - | - | - |
曖昧な季節
     
 

3月に入ったというのに、なかなか暖かくならない。これを書いている今、外はなんと雪混じりの雨。そんな予報だったっけ? 海の方はといえば、1年で一番水温が下がるのが2月くらい。何とか年を越してきた南方系の魚も、大抵はこの時期を乗り越えられないし、この時期に海岸に行くと今にも逝っちゃいそうな生きものを見ることも多いのだ。今回紹介するミスガイもそんな感じで、何とか動いてはいるけれど、外套膜はきれいには広がらず痛々しい。何とか乗り越えてほしいけど…どうかな。ただ、そんな時期でも、生きものによってはもう産卵したり、卵が孵化していたりする。潮だまりを見れば、小さな幼魚たちが必死に泳いでいる。この時期って生と死が入り交じった、曖昧な時期なのかもね。



あなたは似合います?……hiroimono
| 海の生きもの・貝ウミウシ | 18:20 | comments(6) | - | - | - |
みの祭り
 
 
大雪の記事から再び夜の磯に戻って…今回は夜でも元気に動いてる連中の話。このブログ初登場ものが連発したウミウシ! まず最初はオレンジ・ラインの入った蓑と淡い水色が綺麗なサキシマミノウミウシ。大きさは約10ミリ。日中とは違って、この大きさになると夜はフラッシュで露出オーバーになってしまい、撮影するのにかなり苦労した。和名は「先島=宮古・八重山」のように思うのだけど、和名提唱されたのは相模湾産の個体が元だとのこと。温帯から熱帯まで幅広く見られる種類で数も多いらしいのだけど、地元じゃ初めてだったかな〜。


 
 

2番目は以前にも登場したことのあるアカエラミノウミウシ。オレンジ色の蓑と、半透明の体の体に散る雪のような斑点が特徴。大きさは20ミリちょい。このサイズだと撮りやすいし、派手さもあって出会うと嬉しい種類の1つだね。前の記事でも書いているけど、学名(種小名)は江ノ島に因んだ名前。こちらも相模湾産の個体で記載されているのだ。冬から春に見られることが多いみたい。


 
 

3番目は、あれアカエラ?と一瞬思うような姿のエムラミノウミウシ。個体によっては触角の白線がもっとはっきりしているのもいるから、遠目には紛らわしいかも。最大の特徴は背側の正中に走る白縁の赤帯。写真の個体は体も赤みが強く見えるけど、もう少し白っぽい個体もいるようだ。大きさは30ミリ弱くらいだったか。北方系の種類らしく、日本海側、東北、北海道では普通種で、伊豆半島以南では稀とのこと。相模湾などで見るなら冬から春がいいのかもね。


 
 

最後はユビウミウシ。背中に蓑がついているけれど、上記3種類のミノウミウシ類とは違い、スギノハウミウシ類というグループに含まれる。特徴は独特な体の模様と、普通は6対ある背面突起だ。写真の個体はタイドプールの縁で水面の揺れに翻弄されていたもの。大きさは約20ミリ。こちらも温帯から熱帯まで、春から秋まで広く見られる種類らしい。今回はアカエラ以外の3種類が初登場。こんな感じでどんどん新しい種類を紹介できればいいのだけれど、そのためには自分の識別能力も、もっと磨かないとな〜。


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| 海の生きもの・貝ウミウシ | 18:20 | comments(6) | - | - | - |
種類も増えてきた?
     

スカシユリが咲き始めていた海岸。ちょうど潮も引いていたので、この前の秘密兵器?水中ハウジングは持ってきていなかったのだけど、磯の生きものチェック! この前とは違う場所だけど、ウミウシも種類が増えてきたみたい。まずはとても綺麗な模様のサラサウミウシ。


 
 
 

2〜3枚目は小っちゃい連中のコノハミドリガイにサメジマオトメウミウシ。それから4枚目は岩の穴に固まっていたマダラウミウシ。実は写真に4匹もいる。ほかにアオウミウシ、シロウミウシのチビたち、ムカデミノウミウシ、クロシタナシウミウシ、でっかいクモガタウミウシ、小っちゃいオトメウミウシもいた。もう少しすれば綺麗なジボガウミウシリュウモンイロウミウシも出てくるかな?
| 海の生きもの・貝ウミウシ | 18:50 | comments(10) | - | - | - |