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海山日和

神奈川南部から発信…野山や海辺を歩いて、見たもの感じたもの
がんばれ花丸雪


昨年末と先月、ともに28日の夜磯から、ウミウシ以外の生きものたち。けっこう目立っていたのが、小さなウミシダの子供たち。写真では見づらいけど、左の赤いのと、右に黒いのがいる。ほかにも白いのも見かけたし、特に先月は多かった。どちらも前日や前々日に海が荒れたので、波に流されてきたのかも?


   


そして、年末にはまだ見かけたホシキヌタ。でも先月には見かけなかった。温帯域の種類だし、深場に移動したのだろう。その代わりに見つけたのがハナマルユキ。しかし南方系の種類だけに、とりあえず岩に貼り付いてはいたものの、外套膜を広げる元気は既に失われている感じ。大抵、2月頃の磯にはフレッシュデッドなハナマルユキやキイロダカラ、ハナビラダカラの貝殻を見かける。この子も時間の問題かもしれないけど、今年はまだ水温が高めのはずだから頑張れ! ちなみにメダカラガイの皆さんは、あちこちで元気いっぱいな感じだったよ(笑)





昨年末は何匹も登場してくれたマダコ。季節を問わずレギュラーだけど、動きがあるし表情もあるし、ついつい撮ってしまう。今回もなかなかのポーズを決めてくれた。くるくる巻いた腕がおもしろいね。



| 海の生きもの | 18:30 | comments(6) | - | - | - |
プチ遠征報告…生きもの編
   

姉妹ブログ「hiroimono」で既に公開しているように、先週に千葉の銚子市および茨城の神栖市方面にプチ遠征してきた。こちらでは拾っていないものを紹介しよう。今回は生きもの編。最初の写真はガンギエイ(カスベ)類の卵囊。これは地元でもけっこう出るので拾わなかったけど、1個だけトラザメの卵囊があったので拾ってきた。





こちらは海酸漿(巻き貝の卵囊)。ちょっと細身だけどテングニシのグンバイホオズキが一番近いかな。中で孵化した幼体が抜け出た穴が空いていた。ちょっと悩んだけど持ち帰らず。まあ地元でも出会うしね。


   


沖ものも登場。いつぞや紹介したイボショウジンガニと同じように、まるで砂浜に打ち上げられたそのままのような姿で干涸らびていたオキナガレガニ。干涸らびてると、歩脚の縁にある毛がよくわかるね。遊泳脚を持たないオキナガレガニは、平たい歩脚とこの毛が泳ぐために重要な役割を果たしているんだ。


   


次は大物。やはり千葉に来ると出会う確率が上がる漂着ウミガメ。上がアカウミガメで、下がアオウミガメだ。どちらもサイズ的に若い個体だろう。カメフジツボは付いてなかった。漂着ウミガメはこのほかにもう1体あったけれど、ほぼ同じような状態だったので写真は撮らず。





そして海鳥。コアホウドリなどの大物はおらず、見かけたのはオオミズナギドリと思われるものばかり。場所が場所だけに変なミズナギドリがあってもおかしくはないけれど、ただでさえ識別は難しいのに砂に埋もれた死体ではどうにもならず。死体ばかり続いたので、最後は生きてるのを(笑) カモメ類、ミユビシギもいた中で、こちらはハマシギ冬羽かな。波打ち際ではなく、水路からの水が溜まったところにいたよ。


| 海の生きもの | 09:00 | comments(10) | - | - | - |
過酷な運命
   


8月末に出かけた久しぶりの南房総遠征。台風9号の影響(拾いものに対しての)は思ったほどではなかった。それでも多数のゴバンノアシのほか、モモタマナ数個、テリハボク、ククイノキ、ミフクラギ1個ずつ、シナアブラギリ多数といった漂着物が見られた。また今季は千葉も地元・神奈川もエボシガイ付着の軽石がとても多く漂着している。それにしても歩いた距離に、成果はまったく見合わない。天気は快晴で、写真に写すと気持ちのいい海岸も、歩けば炎熱の地獄でしかない…。



   

そんな中で見つけたもの。砂漠で行き倒れた遭難者のようなそれは、イボショウジンガニ。おそらく漂流物に付いてこの浜に辿り着き、海に戻ることもできずに力尽きたのだろう。ビーチコーマーや生物好きにとって、漂着する青いクラゲや青い貝、オキナガレガニやこのイボショウジンガニ、アオミノウミウシ、エボシガイなどは、とても嬉しい海からの贈り物。しかし、彼らにとっては、海岸への漂着は高確率で“死”に直結する。海の上を風任せ潮任せの生き様は気楽なようにも思えるけど、紙一重の差で過酷な運命が待ち受けているのだ。


| 海の生きもの | 19:50 | comments(4) | - | - | - |
過酷な試練




半月ほど前に、同じ逗子在住の写真家・長島敏春さんをお誘いして、三浦半島のアカテガニを見てきた。アカテガニは海岸近く、特に淡水が流れこむような場所にすむ半陸生のカニで、産卵を陸上でおこない、卵はメスが腹に抱えて保護し、夏場の大潮の頃に幼生を海に放つ。今回出かけた場所は、三浦半島でも貴重な干潟が残る場所で、アカテガニの生息数も多い。ただ生息地の一部が道路で海と分断されているため、放仔のために海に行くには道路を横断する必要がある。ほどほど田舎なので交通量はさほど多くないとは言え、まさに命懸けの過酷な試練を乗り越えなくてはいけないのだ。(写真は車のテールランプやヘッドライトに照らされるアカテガニ。)





そんな試練を経て海辺に辿り着いたメスガニは、道路からの段差を降り、水際まで辿り着くと放仔を始める。メスガニは激しく体を震わせ、腹部をパカパカと閉じ開きして、卵を海に放つ。それと同時に幼生が孵化するのだ。放仔を終えたメスガニは再び道路横断の試練に挑み、生息地である雑木林に帰っていく。アカテガニの放仔は、だいたい7月から9月の初めまでおこなわれる。暑い夏場の宵の口、こうした熱い生命の営みがおこなわれていることを、みんなももっと知ってほしいな。


| 海の生きもの | 10:30 | comments(12) | - | - | - |
龍宮の御遣いに会いに


今年も7月20日から2泊3日で静岡県の御前崎に行って来た。もちろん目的はツグチガイ拾い…ではなく、ウミガメの産卵観察だ。御前崎市教育委員会の許可を得て、現地で長年、観察と撮影を続けている写真家の櫻井さんと阿部さんの撮影取材に同行させてもらったのだ。昨年は全国的にアカウミガメの産卵上陸が激減するという事態が発生。この御前崎市でも詳細な記録を始めた1980年以来、産卵頭数が15頭という最低を記録したのだ。近年でも多い時は産卵頭数100頭以上、少ない時でも50頭くらいあったのだから、まさに前代未聞の出来事だったのだ。さて今年はどうなったのか……。


   



   

まあ、出かける前の時点で、今年は順調に産卵上陸があることはわかっていた。とは言え、広い海岸を同時に全て見ることはできないし、上陸しても産卵せずに帰る個体も同じくらいの数いるので、産卵が観察できるかは運次第。しかし、20日の夜は浜辺の巡回を始めてすぐに、既に上陸して産卵用の穴を掘っている個体に遭遇。21日の夜は、昨夜と同じ浜に向かおうとしたところ、写真家さんの機転で、別の浜をチェックすると上陸してくるウミガメを発見。どちらも産卵行動の一部始終を観察できた。しかも21日は最初の個体を観察し終えた後、同じ浜で産卵している別個体を発見するというおまけ付き。結局、この2晩に御前崎で上陸産卵した4個体のうち、3個体を観察できたのだ。





写真上は20日に産卵した個体の産卵跡。産卵場所をわからなくするため、周辺の砂を掘りカモフラージュしている。ウミガメ産卵の観察は自由にはできないけれど、上陸トラックや産卵跡はけっこう残っていて日中に観察できる。御前崎では、砂浜の減少のため産卵された卵は全て孵化場へ移動させている。写真下は21日最初の個体の卵を取り出すウミガメ保護監視員さん。この21日最初の個体は甲長が95センチもあるかなり大型の個体で、卵も大きく産卵数は140個を超えた。





海岸には生きたウミガメだけでなく、その遺骸も流れ着く。御前崎は、ウミガメの生と死がリアルに交差している場所なのだ。ビーチコーミングで御前崎を訪れる人も多いと思うけれど、海岸エリアにはウミガメの保護に関する案内板が多数設置されている。現地を訪れたらぜひ一読してウミガメ産卵地の保護に協力してほしい。



今回は御前崎市教育委員会の許可を得て撮影しています。「御前崎のウミガメ及びその産卵地」は、国の天然記念物に指定され、保護されています。ウミガメ産卵を勝手に観察することは禁止されていますが、保護活動の一環として産卵観察会や子ガメ放流観察会が開催されます。詳細は御前崎市HPにありますので、そちらをご覧ください。

| 海の生きもの | 18:50 | comments(10) | - | - | - |
オキナガレ母さん(コラボ)
   

今週の後半は数日、南風の強い日があった。葉山の一色海岸に行くと、けっこうなエボシもんが漂着。沖ものの代表ウスベニコウイカの甲も。





運動靴にびっしりと付いたエボシガイ。でも今回はカルエボシの付いたものがけっこう多く、カルエボシが付着した流れ藻もあった。





エボシもんが来たら気になるのはやはりオキナガレガニ。ちょうど「えのしま貝散歩」のhiyocoさんがアップされていたけれど、こちらにも卵を抱いたメスが1匹だけ打ち上げられていた。サイズ的にもいい個体だったけど、残念。次は元気な個体を見てみたいな。




魚も1匹。全長10センチくらいの小さな魚だけど、これはコスジイシモチだね。顔から胴体に走る金色の縦線と、尾びれ付け根にある黒斑が特徴。この仲間はオスが卵を口に咥えて守る「口内保育」で有名だよ。


| 海の生きもの | 22:20 | comments(8) | - | - | - |
夜観行きました



今週頭は大潮だったので、前回のリベンジとばかりに夜の磯観察に行ってきた。メチャクチャ寒かった前回に比べたらしのげる程度の寒さ。生きもの気配も戻って来ている雰囲気…。でもダメだった(泣) 最初に久しぶりのアカエラミノウミウシが出た時には幸先いいかな〜と思ったんだけどね。前回いたダンゴウオも行方不明だった。




極々常連の連中はいるのだけど、「おおっ!」と思うものがいないんだよね。撮るものがないから、ケヤリムシなんて撮ってみた(笑) まあサワラビガイの付いたヤツがいないかと見ていたんだけど。でも、おもしろいのは夜のケヤリムシは鈍感で、軽く触ったくらいじゃ引っ込まなかった。あの昼間の敏感さはどこえやら…だったよ。




散々探して、最後の最後にやっとスナビクニンが2匹。昨年は見向きもしなくなるほど数がいたのに、今年は本当に少ない。見つけたはいいけれど、そこは波の影響があって、海藻があっちへユラ〜ッ、こっちへユラ〜ッで、写真が撮れない。当てずっぽうで何度かシャッターを押したら、何とか1枚写ってた(笑) 今季はどうもイマイチな状況が続くけど、そろそろ夜は潮が引かなくなってくるし、しばらく忙しくなりそうだから、今冬の夜観は今回で終わりかな〜。

| 海の生きもの | 20:10 | comments(8) | - | - | - |
飛んで火に入る?
    

年末に大瀬崎を訪れた目的は、夜にあり。一緒に行動する水中写真家さんがナイトで潜っている間、星空でも眺めながら時間を潰す。そして初めてカメラの星空モードを使ってみた。デジカメではB(バルブ)撮影ができないので、一定時間の間に何度もシャッターを切って、それを合成するっぽい。写真は10分間撮影で、撮影時間は30分や1時間でもできるけど、画角は広角側いっぱいでしか撮影できないようだ。でも、ちょっといい感じだね。たくさん撮ると飽きそうだけど…(笑)





その頃、写真家さんは海の中。写真の、水面が青白く光っている部分にいらっしゃる。もちろん通常のナイトダイビングでは、こんなに明るいライトは使わない。これは生きもの、特に水中を浮遊しながら沖合から漂流してくる小さな生きものを集めるためのもの、いわゆるライトトラップだ。今回はそれを海岸の堤防でもおこなうというので、僕はそちらに参加させてもらったという訳なのだ。


    


スタートは夜10時過ぎくらいから。堤防から水面下にライトを落として、その光に集まってくる生きものの中に珍しいものがいたら、網ですくって確保する。写真の光の中、無数に白く写っているものが、ほとんどみんなプランクトンのような生きものだよ。


    
    

結果としては、今回はただでさえ条件が良くなかった(月が明るく、また引き潮だった)のに加え、この冬は通常よりも2度も水温が高い影響もあって、大したものは出なかった。写真のは僕に見せてくれるために確保してくれたヒメダンゴイカ(上)とホタルイカモドキの一種。どちらも全長1〜1.5センチほどの大きさだ。他にはシャコの幼生とかハダカイワシの一種なども見られたし、写真家さん的には成果がほとんどなかったとは言え、僕にとっては貴重な体験になった。またの機会があれば、これはぜひ参加させてもらいたいな。


| 海の生きもの | 17:40 | comments(6) | - | - | - |
お見合い


この時期、大潮になると昼間よりも夜中の方が潮が引く。知り合いのブログで既に磯にダンゴウオが出たという情報もあったので、今月の第二土曜日の夜、早速いつもの磯に足を運んだ。金曜日にかなり風が吹いたせいもあり、海はまだ若干の波が残っている感じだった。そんな磯でまず最初に見つけたのはガンガゼ。この磯では初めて見るかも。




しかし狙いのダンゴウオには会えず。スナビクニンは小さいのを数匹見たものの写真が撮れず。そしてウミウシもホオズキフシエラガイばかりそこら中にいるのだけど、他の種類がほとんどいない。やっと見つけたのは、今年の早春にも見たユビウミウシ。





それでもごく普通種、レギュラー的な生きものはたくさんいた。上の写真はケアシホンヤドカリ。左の個体が、右の個体の貝殻をハサミで掴んでいる。体のサイズが近いので最初は貝殻強奪かと思ったけど、どうやらオスによるメスの確保のようだ。下の写真はイシガニの仲間とハオコゼがお見合い。異種間で愛が芽生えた? いやいやイシガニの仲間の後ろにも1匹ハオコゼがいるし、カニは単なるお邪魔虫かも?(笑) ダンゴウオの本格シーズンはまだこれから。来年年明けの1月2月でまたご報告したい。


| 海の生きもの | 19:40 | comments(6) | - | - | - |
漂流生物は不思議ちゃん


この前の日曜日は、青くない漂着生物・オキナガレガニもそこそこの数、見られた。ほとんどが、ある程度成長した個体だったが、1個体だけごく小さな(甲幅5ミリくらい)の個体もいた。色彩のバリエーションも豊富で、見ての通り居着いている漂流物に、ある程度は体色を合わせることが可能なようだ。とは言っても、それが絶対な訳ではなく、明るい灰褐色の材木や竹に、赤黒い個体がついていることもあるし、人口の浮きなどのブルーやオレンジにはもちろん体色を合わせることはできない。だいたい、白色、淡褐色、黄褐色、暗褐色、暗赤褐色が中心で、今回は載せていないけれど、背甲に大きな白斑を持つ個体も多い。


    


今季は夏に抱卵した個体を確認したが、今週の平日に別の浜でフクロムシに寄生された個体を確認した。フクロムシに寄生されたオキナガレガニは、今回の大量漂着時に、hiyocoさんも確認されている。でも写真を見比べると、ちょっと色合いとかが違うようにも見える。考えてみれば、外洋を漂流するオキナガレガニには少し変わったフクロムシが寄生していてもおかしくない。調べてみると、詳しくはわからないものの、フクロムシにもいろいろ種類がいるようだ。こういうのがもう少しわかったら楽しいのにな。液浸標本なんて作れないから“ブツ”を見つけても、なかなか持ち帰れないし。何か種類の識別や生態の解明に役立てられればいいのだけど、これは今後の課題だな〜。




ちなみに、イボショウジンガニは今回は見かけなかった。


| 海の生きもの | 10:00 | comments(4) | - | - | - |