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海山日和

神奈川南部から発信…野山や海辺を歩いて、見たもの感じたもの
木曽駒の花


先週出かけた木曽駒ヶ岳。超久しぶりの森林限界を超えての登山ということで、たくさんの高山植物に出会うことができました。写真も撮りまくってきたので、何回かに分けて紹介していきますね。数が多いのでコメント少なめで流していきます。


   


クロユリ(ミヤマクロユリ)。一部で群生していて見事な花が見られました。「黒百合」と言っても黒くはなく、黄金色のような花も…。


   

千畳敷カールにたくさん咲いていたシナノキンバイ。オレンジ色の花は大柄で、とても見応えがあります。


   

 千畳敷の岩稜を背景にミヤマキンポウゲ。あぁ、レンズに雨粒が…。


   

ハクサンイチゲ。千畳敷から稜線に登る急斜面に多く咲いていて、急登に堪らず足を止めた僕を癒してくれました。


   

雪が溶けたばかりの場所には、まだショウジョウバカマの花が咲いていました。ピンク色の花が多い中、これは紫色みが濃かったです。


   

雪渓のすぐ近くに咲いていたサンカヨウ。雨で葉は萎れ気味でも、花は活き活きとしていましたよ。


   

タカネグンナイフウロ。つぼみをつけた株がたくさんありましたが、咲いていたのはこの株のこの一輪だけでした。




 端正なツマトリソウ。花びらは7枚のものと8枚のものがあります。




 苔蒸した岩の上に咲いていたマイヅルソウ。小さくても印象的な花。



| 野の花・植物 | 20:50 | comments(6) | - | - | - |
木曽駒ヶ岳に行ってきました
   

先週半ば、植物写真家の鈴木庸夫さんと、そのお友達の写真家Nさんと一緒に、長野県の中央アルプス・木曽駒ヶ岳に行って来ました。自分自身としては相当に久しぶりの高山、しかもテント山行です。今回に関しては「あまりハードにせず、ゆったりと…」と言うことだったので、コース的に歩く時間も短く、なんとかなりました(筋肉痛になると思ったら、大丈夫でしたよ 笑)。しかし、初日の天候はガス(霧)と雨。数十メートル先はもう真っ白で、風景もなにも見えません。夜には強い雨も降り、雨粒がテントを激しく打ちました。どうなることやら…。




翌朝、近くの小屋のお客さんが騒ぐ声が聞こえます。「晴れてるじゃない〜!」…なに?晴れてる?? なんと天気予報では悪いとされていた2日目の朝、見事に青空が広がっています。結局、この日は途中、ガス(霧)が出て小雨が降ったりもしましたが、夕方までじっくり活動することができました。この日に撮ったものを中心に、次回から木曽駒ヶ岳周辺で見た高山植物を紹介していきます。




2日の夕方から再び雨が降り出し、朝方近くまで、テントへの浸水も懸念されるような激しい雨。遠くでは稲光や雷鳴もしていました。翌3日目・最終日の朝も、まわりはガスで真っ白。一瞬だけ雲が切れたほかは、下に降りるまでほぼ雨でした。初日よりはガスは腫れていましたが、有名観光地の千畳敷カールもこの有様。それでも、2日目に晴れてくれたおかげで、久しぶりのアルプス登山、しかも初めての中央アルプスを楽しむことができましたよ。


| 野の花・植物 | 10:50 | comments(6) | - | - | - |
夏蘭詣で
   

夏蘭詣でのその2はやや近場のポイントへ。いきなり最初はオマケ…春のランのエビネ果実から(笑) 今年の春は少々サボり気味でしたので、このエビネも今年は花を確認しませんでした。でも、しっかり実を結んでいたようで安心しました。


   
   
   

このポイントでの夏のランは、まずは昨年は見事に外してしまったコクラン。今年こそ…と思って出かけてみたら、なんと今年もほとんど終わり間近。またやっちゃった!と思いましたが、なんとか花の残った株があり、撮影することができました。コクランは花が小さくて、なかなか上手く撮れないのが悩みのタネ。何枚撮ってもピントが決まらず、捨てカット増産…。その言い訳ではないですが、コクランの花はアップで見るととてもおもしろい形をしていますよ。


   
   


そして、そして、このポイント一番の見物はこのナギラン。ここでは株数ならけっこうあるのですが、花芽をつけるのは毎年、数株のみ。今月頭につぼみをつけた株を確認して、6日後の先週土曜日が1枚目。もう1つの花が咲いたら撮り直そう…と思って本日出かけたら、もう最初の花は萎れていました(泣) この株の奥には、やはりつぼみを3つつけた株があります。ナギランは、花は同属のマヤランによく似ていますが、艶やかで端正な葉が独特の気品を醸し出していますね。


   

こちらは撮影していたのになぜかブログにアップしわすれた昨年の株。花が3つ揃ってくれて見事でした。さて、ナギランが咲けば、前述のマヤランも咲き出すはず。それにクロムヨウランも伸びてきてるかな…。夏蘭詣で、まだまだ続きそうです(笑)



| 野の花・植物 | 09:10 | comments(2) | - | - | - |
夏蘭詣で
   

この時期になると、毎年欠かさず確認している花があります。それがこの森の妖精、ヒメノヤガラ。葉緑素を持たず、葉もほとんど退化し、共生する菌類から栄養をもらう菌従属栄養性のランです。花は長さ5ミリほどと小さいですが、よく見てみると、その色合いからまるで飴細工のような繊細な美しさを持っています。


   


撮影したときはまだつぼみのものが多かったですが、今年はわりと株数が出ていて楽しめました。梅雨に入っても、どちらかと言えば雨が少ない今年。菌が頼りの菌従属栄養性植物ですから生育状況をちょっと心配してましたが、杞憂に終わってホッとしました。


   
   

そして、こちらも7月頭に咲く代表的な菌従属栄養性のラン、タシロランです。まあ毎年のように載せているのでご存知だと思いますが(苦笑) でも、これも大好きなんです。パッと見、林の下に佇む幽霊みたいな感じなのですが、近づいて、あまり展開しない花を見ると、ガラス細工のような繊細な雰囲気を漂わせているんですよ。タシロランは近年殖えていて、都内の某神宮の森でもたくさん見ることができますよ。


| 野の花・植物 | 12:00 | comments(4) | - | - | - |
梯子花見
   

先週末は、植物写真家の鈴木庸夫さんご夫妻とフィールドへ。梅雨入りしたにもかかわらず好天続きで、この日も良く晴れ暑い一日になりました。でも、雑木林の中に入るとホッとします。林床には白く清楚なオオバジャノヒゲ。梅雨時に咲くので、ついつい見逃しがちな花です。


   
   

目的の花は、昨年も紹介した菌従属栄養性のラン、ナヨテンマ。今年は春から雨が少なかったせいか、発生している株数が昨年より少なかったですが、しっかり見ることができました。昨年はもう花がほぼ終わっていたので、新鮮な花を撮影できました。しかし、この手の菌従属栄養性の植物や、寄生植物は本当におもしろいですね。


   

その後は昼食を食べてから一気に移動。花見の梯子です。場所は海辺の近く。砂浜にはまだハマボウフウの花が残っていました。


   


ここでの目的はやはり昨年に紹介しているハマカキラン。こちらも今年は生育状況が悪く、花が咲かないままつぼみが萎れてしまったような株もありました。花期的にもやや遅めで撮影できる株が限られてしまい、イマイチ納得できる写真が撮れなかったので、アップした写真はちょっと花に寄ったトリミングをしています(苦笑) 株によって花の色は紫色を帯びたものや、全体に緑色っぽいものなど、いろいろあるのも魅力ですね。6月も後半になって、そろそろ夏の植物が咲き始める季節になってきました。いろいろ見逃さないように、またできれば少し遠出もしたいところですが、どうなることやら(笑)



| 野の花・植物 | 11:00 | comments(4) | - | - | - |
連休の花報告…雑木林編
   

GW連休の最後の土日は実家へ帰り、地元のフィールドをチェック。雑木林の入り口に来ると、早速、ギンランが出迎えてくれました。昨シーズンはかなり低調な感じだったのに、今年は数は多くはないものの、花付きのよい株がいくつかあったので、一安心。


   
   

そして、これも昨年は全滅状態だったキンラン。今年は見事に咲いてくれました。ごく狭い雑木林、そこを貫く小道から見える範囲で十数株は確認できたので、こちらも一安心。やっぱりGW連休のころは、この黄色い花を見ないと落ち着かないんですよね。


   
   

この時期の花と言えば、これも。地元のフィールドでわずかに生き残っているエビネ。何か所かポツリポツリと残っていて、久しぶりに確認したこの場所には2株のみ。ほんのりピンク色に染まる花が、また可愛らしいですね。花弁や萼の色には変異があって、そこがまたこの花の魅力にもなっています。やや貧弱な株だけど、そこがまた健気な感じです。




最後はツクバネウツギ。ウツギと言ってもスイカズラ科の花で、今ちょうど盛りのマルバウツギとは別のグループ。名前のツクバネ(衝羽根)とは、萼片の形に由来します。花冠の内側に黄色い筋模様があって、これもまた可愛らしいのです。毎年、毎年、同じ花を撮っているけれど、今年も咲いてくれた〜と確認できるのが、やはり嬉しいのですよね。


| 野の花・植物 | 11:00 | comments(2) | - | - | - |
出遅れ散歩


3月ももう終わり間近になって、やっと野のフィールド散歩。まずはご近所。まだ咲いていてくれたウグイスカグラ。月初めに別の場所で開花を見ているけれど、花期は長めなのかな。日当たり具合の差だろうか。


   

そしてやっぱりシュンラン。ただ、日当たりのよい場所は、花のほとんどが虫食いなどで状態が悪く、日当たりの悪い場所はまだつぼみ。この写真の株が唯一、まあまあの状態。花が5つもついた健康な株だ。



   


場所を里山フィールドに移動。定番のタチツボスミレも満開。これでもかってくらい、花が開いてる(笑) 下の2枚はアカネスミレ。楽しみにしていたのに、もうちょっと遅いくらいで、花は萎れ気味だった。雨が少なかったせいもあるのかな。


   

   

道端や土手の小さな花たち。華奢なヒメウズに、意外と毛深いキュウリグサ、そして地面に貼り付くようなキランソウ。目立たないけれど、みんな一所懸命に咲いている。


   
   
   

こちらはピンクの花たち。普段、ほとんどカメラを向けないヒメオドリコソウ。毛ボサボサの山の妖怪みたい? 懐かしく感じるレンゲ(ゲンゲ)の花、そしてホトケノザはちょっとアップで。ピンクと言うよりマジェンダに近い色で、畑の畦を鮮やかに染めているね。


   


最後はぺんぺん草ことナズナの花。これも、あまりじっくり撮ることがない。なかなか絵にするのが難しい花だよね。そして定番中の定番タンポポ。ここはやっぱり在来のカントウタンポポで〆。ごくごく身近な場所でも、ちょっと歩くだけでたくさんの花に会える。これからはGW連休過ぎごろまで、本当に楽しい季節がやって来る。



| 野の花・植物 | 10:10 | comments(4) | - | - | - |
猫の目
   

土曜日は知人を案内して森戸川源流域へ。尾根から沢に降りて、森戸川林道、そのまま逗子駅まで…と、久しぶりによく歩いた。少しは運動不足解消になったかな。ここ数日、気温も上がって、麓ではもう春っぽさが漂っていたけれど、丘陵に毛が生えた程度とは言え、三浦半島の背骨たる山の中。まだ春の気配は薄めだった。それでも、渓流沿いにはムカゴネコノメソウの可愛い花がちらほらと咲いていて、目を楽しませてくれたよ。





もう1種類、渓流沿いで見かけるのが、同じネコノメソウの仲間でも、少し雰囲気の違うイワボタン。こちらは、つぼみは膨らんできていたものの、開花したものはなかった。この感じだと、3月半ばくらいが見頃かな。イワボタンの葉はけっこう特徴的。でも、ここのイワボタンは、上部の苞が黄緑色にならないものが多い感じ(写真上)。それに、ごく一部に全ての葉が赤褐色ぽい色をしたものがあった(写真下)。これってちょっと珍しいかも? 今回の森戸川源流、花は少なかったけど、やはりフィールドはいいね! これからの季節、海も山も、面白いことがたくさん。時間が足りなくて困っちゃうな〜。


| 野の花・植物 | 22:40 | comments(2) | - | - | - |
季節ごちゃごちゃ


日曜日はやっとお散歩。三浦の里山をぶらついてきた。今季一の寒波が襲来してはいたけれど、そもそも正月は上着がいらないくらい暖かかったし、季節感が変な感じ。里山の小道の脇にも、もう年が明けたというのに、真っ赤に染まった葉が枝に残っていたり…。


   


冬枯れのような、秋の名残のような、セイタカアワダチソウやススキの穂が、斜光線にキラキラしていたり…。


   

それでもやっぱり春は近づいているのか、アジサイの冬芽もほころびかけていたり…。今回のお目当てのスイセンは、例年に比べるとちょっと咲き具合が悪かったものの、それでもちゃんと見られたし…。ずっと神奈川南部の自然を見続けているけれど、この微妙な季節のごちゃごちゃ感は嫌いじゃないんだよね(笑)


   



| 野の花・植物 | 22:30 | comments(8) | - | - | - |
白いカンアオイ



更新が追いついていないのだけど、今回は月初め文化の日のフィールド探索から。先月、この記事で紹介したカンアオイ。今回も何気なく花を探していたら、なんと白い花に出会った。カンアオイは、前の記事で紹介したような、暗紫色の花色が一般的。もちろん色の薄いものもあるけど、ここまで白い花は初めて見た(まぁ、そんなに数を見ている訳ではないけど、ネット検索でもあまり出てこないよ)。




この緑色系は、比較的よく見かけるタイプ。




また別のところで……これも白い! こんなに白花タイプってあるものなのかな。このエリアに独特のものならおもしろいな。


   
   

山道には、もう終わりかけのツクシトリカブトやヤマハッカがちらほら。ツクシトリカブトは割と近所の、よく見ていた株が2〜3年前になくなって、ちょっとご無沙汰だ。ヤマハッカも、今季は終了間際でやっと納得のいくカットが撮れた(笑)


   


そして盛りを迎えていたのが、コウヤボウキ。花の少ないこの時期に、これだけ咲いていてくれるのは本当に嬉しい。花もカシワバハグマよりも繊細な感じで、可愛らしいよね。


   
   

そして、コウヤボウキとともに盛りを迎えつつあったのが、ツワブキ。海辺で咲くこの花もよいけれど、山の中でそこだけパッと光を集めたようなこの黄色い花は、とっても印象的。ラストは、まだまだ頑張っていたシロヨメナ。かなり花期の長い花だ。でも、今頃はきっとふわふわと果穂を出している頃かな〜。


| 野の花・植物 | 18:00 | comments(6) | - | - | - |