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海山日和

神奈川南部から発信…野山や海辺を歩いて、見たもの感じたもの
秋咲と黒
   


2つ前の記事でアキザキヤツシロランを見たと報告したが、それならいつもの場所でも咲いているかなと先週末に出かけてみた。すると昨年見つけた場所周辺で5〜6株出ているのを確認。ただ、雨の多い天気のせいか受粉できずに腐れていたり、花被片を何かに囓られたものが多かった。草丈はわずか4センチほどで、コンデジでも撮影に苦労する。でも好きなんだな〜この異形の植物たちが。


   

今回は偶然にも同じフィールドでクロヤツシロランも見つけた。この場所で本種の花を見るのは初めてだ。こちらは草丈2センチ。この花も昨年撮影した生育地をチェックしないと。このランの仲間は、葉緑素を持たず、光合成ではなく菌類との共生関係で栄養を得ている。このところはホント雨が多いけど、湿度が高いのは菌類にとっては良いはず。この天気、これらのランの開花に吉と出るのか凶と出るのか。


| 野の花・植物 | 20:30 | comments(4) | - | - | - |
岩擬宝珠
   

三浦半島の山の中、沢沿いの苔蒸した崖にはイワギボウシが着生している。昨年は月末くらいに撮影したのに、今年は月半ば前でもう咲いている。今年の植物の早咲きは秋になっても相変わらずだ。イワギボウシは県内でも丹沢などではさほど珍しい植物ではないと思う。ただ三浦半島での分布は限られていて、貴重な群生地といえる。


   
   

このような場所に咲く株は、ほとんどが手の届かない高さにある。自然と見上げる構図になり、図らずも逆光気味での撮影になる。薄暗い谷間と白っぽい花のコントラスト差が大きいのだけど、なんとか雰囲気は出せたかな。ギボウシの仲間といえば、この夏に箱根を通った時に、コバギボウシがそこいら中に咲いていたのを思い出す。来年はそちらもゆっくり撮影しに行ってみようかな。

| 野の花・植物 | 15:20 | comments(2) | - | - | - |
今度は山へ
   


先週末はちょっと頑張って、三浦の山の中に行ってみた。いつも通り、尾根側から谷に降りるコースを往復。最初に出迎えてくれたのはヤマホトトギス。先月から咲いていたけど、今が盛りの感じ。平地に多いホトトギスは濃いめの紫色で妖艶な雰囲気。それももちろんきれいだけど、ちょっと素朴な雰囲気のこの花もいいね。


   


オトギリソウはもう花が終わって、ヒヨドリバナはこれからの感じ。ふと足元を見ると白い小さな花。毛の生えた三つ葉も特徴なこの花はネコハギだね。そして道の脇にはタマアジサイ。この花、花序の周辺部から咲き出すので、花序中央部がきれいでも周辺部が枯れたりしていることが多いのだけど、この花はよかった。


   

県内では稀少なカリガネソウも咲いていた。昨年に比べると株の状態がちょっとよくないようにも見える。花の盛りはもう少し先かも? しかし何度見てもおもしろい形の花だね〜。


   

湿った谷沿いに降りていくと、思いがけない場所でアキザキヤツシロランを発見。過去に見ている場所とは全然違う場所で、こんなところにもあるんだな〜と驚き。それに、これはちょっとしたご褒美だね(笑)


   

水辺に多かったのはノブキ。咲いている花の周囲にある棍棒状のものが果実で、ネバネバ突起があって動物などに付着して散布される。写真下の方を見ると、この棍棒状部分の先にも花がついているのがわかると思う。実はノブキは、花序の中央に両生花、周辺部に雌花が咲き、それぞれの形が違うだけでなく雌花だけが結実するのだ。おもしろいね〜。




植林地の下にはフユイチゴの花がちらほら。初冬の頃には赤い果実が見られるかな。今回は花が目的と言うよりは冬虫夏草探しがメインだったのだけど、けっこういろいろな花に出会えた。今回一番の見物だった花は次回の記事に。
| 野の花・植物 | 18:50 | comments(4) | - | - | - |
地元で錫杖草
   

3日ほど出かけていて、ここ最近では少し間が空きました。とりあえず今回は今月半ば前、実家に戻った時の写真から。かなり昔から観察を続けている地元フィールドとは言え、梅雨明け前の7月前半はけっこう観察回数の少ない“穴”。早速、雑木林の入り口でこのフィールドでは再発見と呼ぶに相応しいヒメヤブランを見つけた。


   


今年はいろいろな花が咲くのが早いので、見られるかな〜と思っていたマヤラン。まだこれから…という感じではあったものの、何とか1輪だけ咲いていてくれた。しかし、周辺を探索すると、花茎が伸びたものの、つぼみを膨らませることなく枯れた株をいくつも見つけた。天候のせいか、何かの病気か、ちょっと心配。


   
   

そして、時期的にはちょうど良いはず…と思っていたのが、このシャクジョウソウ。葉緑素を持たない、菌従属栄養の植物だ。数はわずかだったけれど、以前見たのと同じ場所にしっかり咲いていてくれた。この花は、花茎を伸ばし花が咲き始める当初は頭を垂れていて(写真上)、花が盛りを迎えると頭を上げるようになる(写真下)。


   

   

農道脇の土手ではもうアキカラマツが咲き始めていた。涼しげな雰囲気のこの花はけっこう好きなのに、この場所はよく草刈りされてしまうので、見るのは久しぶりな感じだ。ヤブカンゾウは少しくたびれた印象。とは言え、もともと花弁がゴチャゴチャっとした花なので、こんなものかも?(笑) 個人的にはなんとなく盛夏〜晩夏のイメージのヤブミョウガももう咲いていた。期待以上の花が見られて、なかなか楽しい地元フィールド散歩だったよ。


| 野の花・植物 | 19:00 | comments(6) | - | - | - |
開花トリガー
   
   

あっと言う間に半年が過ぎて、7月に入ってしまった。本格的な夏を前にしたこの時期に咲く花の中で、やはりまず最初に確認せずにはいられないのがヒメノヤガラ。今年は花の咲く時期が全般早めなので、それを見越して自生地に行ってみた。先月26日に開花始めを確認、写真は1日に撮影したもの。昨年、撮影したのが7月8日だったから、やはりほぼ1週間は開花時期が早いことになる。


   
   

ヒメノヤガラとほぼ同時期に咲くタシロランも、今年は6月中から開花が見られた(写真の撮影日はヒメノヤガラと同じ1日)。植物の花が開花するためのトリガーには積算気温というものがある。サクラ(ソメイヨシノ)の開花でよく知られている説で、年平均気温の最低月以降の平均気温、あるいは最高気温を足して一定の数値を越えると、開花が始まるというものだ。それで考えれば、昨冬はごく一時期を除いてかなり暖冬気味だったから、開花が早まるのも納得がいく。もちろん、それが全てではないだろうし、植物の種類によっては別のトリガーがあるのかもしれないけど、興味深い話だよね。


   


この時期に咲いているのはヒメノヤガラやタシロランだけじゃない。昨年紹介したコクランは今年は見逃したけれど(マイフィールドでは何と既に花が終わっていた)、地面近くでひっそりと咲く花もある。上はジャノヒゲ。小さなつぼみをたくさん付けた花序はずいぶん前から見ていたけど、やっとつぼみがほころんだ。下はヤブコウジ。花は梅雨時に咲くから、秋の赤い果実ほどには知られていないね。でも花びらには“そばかす”みたいな斑が入って、なかなか可愛らしいんだよ。





別のものを探していて偶然見つけたのは、つる植物のオオカモメヅル。名前に「大」とついているけど、花の直径は5ミリほどしかない。花の中心部に雄しべが変形してできた星形の副花冠があるのと、花に細かい毛が生えているのが特徴だ。最後は花ではなく薄暗い林下に生えるアリドオシの果実。アリドオシ自体は特に珍しくないのだけど、そう言えばちゃんと撮ったことなかったな〜。来春は花もしっかり撮影しないと。さてさて、暑さが増してヤブ蚊の攻撃も激しくなる一方だけど、まだまだ撮りたい花がいっぱい。頑張らなきゃ(笑)


| 野の花・植物 | 17:40 | comments(4) | - | - | - |
梅雨時の清爽
   

先週、三浦半島の海辺を訪れたら、すぐ近くの丘の上でヤマユリがたくさん咲いていた。あたりには甘い芳香が漂っている。この時期にこの場所に来ることがなかったから、こんなにヤマユリがあることを知らなかったよ。可憐な大輪の花は、やっぱり見事だね〜。





一般に夏の花、花期が7〜8月とされているヤマユリ。山など標高の高いところや、北の地方ではそうなのだろう。でも我が地元では6月に入ると早々に咲いてしまう。写真の花は今頃はもう萎れているだろう。そう、神奈川南部では夏本番を迎える前にヤマユリも姿を消してしまうのだ。今が旬の花は、アジサイばかりじゃないよ。


   
   

林縁で控えめに自己主張していたのはアカメガシワ。春先の赤い新芽ほどではないけれど、今の時期の花も見ていてなかなかおもしろい。この木は雌雄異株。つまり木によって雌花(写真上)と雄花(写真下)、片方しか咲かせないのだ。花の様子はそれぞれに個性的だから、その違いをじっくり見比べてみてほしいな。





そして6月の花の代表格でもあるムラサキシキブ。ちょっとした雑木林の林縁などに生えている。秋に実る紫色の果実も綺麗だけど、花もなかなかのもの。そして最後はやっぱりアジサイ? でも写真のは園芸種ではなく自生のガクアジサイ。園芸種のような派手さはないけれど、落ち着いた佇まいはけっこう魅力的でしょう? 梅雨時で外に出るのも億劫になりがちだけど、ひっそりと咲く野の花たちをぜひ見に行ってね。




| 野の花・植物 | 20:20 | comments(8) | - | - | - |
弱天麻 nayotenma


お友達のYACCHIさんに教えてもらって見に行ってきた。名前はナヨテンマ。オニノヤガラ属に含まれる菌従属栄養性(腐生)ランだ。千葉県以西に広く分布しているものの、標本に基づく記録が少なく、絶滅危惧種にも指定されている。県内では丹沢や横浜での記録があるが、今回の場所は2013年に標本に基づき新産地として記録された場所らしい。自生地はすぐに見つかり、その周辺にはけっこうな数の株が出ていた。


   
   

しかし、残念ながら花はほぼ終わりの時期だった。1つひとつ株を回って探したけれど、萎れた花ばかり。タイミングとしては1週間遅かった感じかな。今年は全般花が咲くのが早い感じなので、例年なら今ぐらいでもよかったのかも。何とか形を保っている花を見つけて撮ったのが3枚目の写真。昨年紹介したクロヤツシロランアキザキヤツシロランも同じオニノヤガラ属。花の感じはよく似ているね。菌従属栄養性植物は大好物なので、来年はぜひベストな状態を見てみたいな。


   
   

せっかく来たのだから周辺も少し探索。この時期らしい花と言えば、このオオバジャノヒゲ。名前の通りジャノヒゲの仲間だけれど、花茎はしっかり立ちあがって花もずっと大きい。ジャノヒゲよりも目立つ存在なのに、花壇の植え込みなどに使われるジャノヒゲに比べてマイナーな存在なのは、開花時期がもろに梅雨時だからかな。


   

こちらはオカタツナミソウかな。自分のフィールドではコバノタツナミが多くて、タツナミソウが少しという感じだけど、丘陵地に入ればあるのかな〜(ちなみにこのフィールドは三浦半島ではないのだ)。草丈もあって花も大きく、コバノタツナミに慣れているとずいぶん立派に見えた。さて、ゆっくりしたいところだったけど、この日はもう1カ所、別のフィールドに行くので足早にこの雑木林を後にした。


| 野の花・植物 | 20:30 | comments(2) | - | - | - |
ピンクとオレンジ
   

前記事からの続き。端境期の印象が強い6月も、いろいろな花に出会える。印象的なピンクの花を咲かせるのはシモツケ。人家の周辺にポツポツと見られ、自生種かと言えばちょっと疑問だけど、人家周辺でもやや自然度の高い場所に生えている。園芸種の逸出としても、その起源はけっこう古いのかもしれない。シモツケの自生種は、神奈川でも北部山側に行けば普通に見られるよ。




こちらは暖地の海岸近くの林縁などに見られるフウトウカズラで、日本では数少ないコショウの仲間。葉の下から花穂を垂らす様子が独特だね。残念ながら果実はコショウのようには利用できないけど、葉などを民間薬に利用することはできるそうだ。


   
   

そして、枯れた大木の一面を覆っている蔓植物。白い点々がたくさんついているのは花だ。遠くて写真にも写せないけれど、これはテイカカズラ。写真を撮った月初めがちょうど盛りだった様子。枯れ木の高さは20メートルくらいはあるだろう。それを覆い尽くし、その全面に花を咲かせるなんて、いったいどれだけ大きな株なんだ。いや、もちろん複数の株があるのかもしれないけど、これにはちょっと驚かされた。


   


最後は海岸側のコンクリート擁壁に付いていたオレンジ色のもの。下の写真はその一部をアップにしたものだ。1つひとつは茶碗のような形をしている。これはツブダイダイゴケという地衣類の一種。地衣類は、菌類が藻類(シアノバクテリアや緑藻)と共生関係を築いたもの。山に登っていた頃は、針葉樹林についたサルオガゼなどをよく見ていたけれど、こんなオレンジ色の派手な色のもあるんだな〜と感心。菌類、変形菌類、そして地衣類もおもしろい!


| 野の花・植物 | 21:00 | comments(8) | - | - | - |
春の花便り
   

花便り、やっとこさ5月分に入ってきた。最初はGW連休頃の定番、マルバウツギ。この花が咲き出すと、本当にいい季節になってきたな〜と実感する。ちょうど同じ時期に咲くコゴメウツギは、今年は上手く撮れなかったので写真なし。なんか最近、撮影の腕が落ちたかな。あぁ、もともと落ちるほどの腕なんかなかったか…(苦笑)


   
   

今年はいつもの実家フィールドでキンランが見られず、ギンランもイマイチ。この2種もGW連休の定番だったんだけど、今までブログに載らない年ってあったかな? でもエビネはご近所で新しい自生地を見つけてあったので、しっかり押さえることができた。


   


ついでに、逗子に来た当初(もう10年近く前)に見つけたものの、花の時期に見に行くことがなかった株を、今年こそはと確認。しっかり咲いてた。こちらは萼が緑色っぽいタイプ。エビネは本当に花の個体差が大きくて、萼の色がもっと濃い臙脂色のタイプや、花がピンク色のタイプまである。これで人気が出て、自生種が盗掘される切っ掛けとなったんだろうね。でも探すとまだまだちょっとずつ自生が残っているよ。


   



この3種もこちらではGW連休頃の花。上からニガナにコバノタツナミ、そしてイボタノキ。平年だとイボタノキは連休明けごろからと思っていたけど、今年は開花が少し早い感じ。


   
   
   

そしてやっと記事が季節に追いついた。今日撮ってきたばかりのサイハイラン。とは言え、今年は気温が高いのか、花の盛りは5日〜1週間前くらいだったかな。それでも見つけた中で一番大きな株が、花もちょうど見頃だったのはついていたかも。全体を見ると花が付きすぎてモサッとしているけれど、ここの花を見ると立派なランだよね。サイハイランも花色の個体差が大きくて、写真のような淡い紫系、白色系に、もっとピンク色のものもある。思えばこの花も掲載が5年ぶり。毎年見逃す花のなんと多いことか…。




| 野の花・植物 | 20:40 | comments(8) | - | - | - |
春の花便り


野草の花など季節感のあるものはなるべく旬を外さずにアップしたいのだけど、完全に後追い更新になってて情けない…(泣) と言う訳で、花便りの3回目。最初の写真は4月10日頃の葉山某所。この桜と新緑のパッチワークが一年でもっとも美しい風景だと思うな。


   
   

最初の花は、西表島から帰ってきて、萎れる前にと慌てて見に行った近所のシュンラン。そこではほんの数株あるだけの貴重な存在だ。例年だと実家フィールドの方で見ることが多いのだけど、この4月は戻っている余裕がなかったので、近所で見られて良かった。この場所はやや薄暗い林床なので、花茎が長く伸びて何だかヒョロッとしている。


   


次はフデリンドウ。前回紹介したコケリンドウと並んで代表的な春咲きリンドウ。実家フィールドでは久しく見られなくなっていたので、場所は違えど久しぶりに再会できて嬉しかった。花の色はコケリンドウより濃いめの青紫色。ブルーに近い感じの個体もある。花冠の直径は2センチほどあり、コケリンドウよりもずっと大きい。


   



3種類目はツクバキンモンソウ。日本海側に分布するニシキゴロモの変種で、関東以西の太平洋側に分布する。ニシキゴロモに比べて花の上唇が短いことが特徴だそうだ。花は清楚な白色で、葉脈や葉柄が紫色なのが印象的。キランソウとはごく近い仲間で、花も姿もよく似ている。


   

最後は稀少なランの一種クマガイソウ。以前、丹沢の自生株を載せたことがあるけれど、これはまた別の場所の自生と思しき個体。とは言え半ば管理された環境で咲いているものだ。いつかひっそりと生き残って咲くクマガイソウを自力で見つけてみたいものだけど、夢物語かな〜。




| 野の花・植物 | 09:40 | comments(6) | - | - | - |