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神奈川南部から発信…野山や海辺を歩いて、見たもの感じたもの
福島よりは近い


今月第1週は、昨年12月、今年1月に次いで三たび千葉へ。しかし5日間いながら一度もまとも仕事ができません。仕方がないので、今回の時間つぶしはこちら。新型コロナ騒動の真っ最中ではありましたが、開館していたアクアワールド茨城県大洗水族館。1月のときの福島よりはずっと近いので、移動も楽でした(苦笑)




入り口を入ってすぐの水槽には、たくさんのイトヒキアジ。昔、海外のダイビングスポットで見た成魚は、すごくカッコよくて印象に残ってます。神奈川でも回遊してきて定置網に入ります。けっこう美味しいですよ。


   

こちらはタコクラゲ。特に珍しい種類でもないですけど、こうして見ると綺麗ですよね。自分的にタコクラゲというと小網代湾という印象(笑) 夏から秋のころに行くと、あそこでよく見かけます。




こちらは大水槽。なんかアクリルガラスの透明度がイマイチ(水が濁ってるのかも?)でしたが、イワシ類の大きな群れが…。近くで見られませんでしたが、あれってカタクチイワシじゃないのかな。それともマイワシの小さいの? 館内にはほかにもマンボウとかサメとか、深海生物とか、いろいろいます。しかし、せっかくのシロウニ展示、もう少し考えてほしいな…。




こちらは巨大なウシマンボウの標本です。近年、別種であること判明して新記載されました。右下にあるのが、普通のマンボウの標本です。この研究をされた方に、昔少しだけお世話になりましたね。マンボウの本を出された方です。




そして最後はウバザメの標本。ジンベイザメに次いで、魚類で2番目に大きな種類でもあります。ジンベイザメ同様にこちらも主食はプランクトンです。鰓にさ鰓耙が発達していて、そこで海水からプランクトンだけを濾過して食べています。しかし、こんなのが大口開けて泳いできたらビビリますね! そんなわけで、千葉での仕事はまったくうまくいきませんが、果たしてどうなるのでしょう??


| 博物館・水族館・動物園 | 09:30 | comments(2) | - | - | - |
弥生入り


今日から3月ですね。2月は何とはなく忙しなくて、ほとんどフィールドに出ることができませんでした。海岸を歩いても特にめぼしいものもなく…更新も滞ってしまいました。世の中は新型コロナで大騒ぎですね。でも、人の少ない自然の中ならあまり関係ないのではと思います。特に海岸は塩っけで殺菌できそうですしね(笑)


   

夕暮れの海岸で見つけたヨツアナカシパン。直径が6センチくらいあり、自分の歩く海岸ではこの大きさのものはけっこう珍しいです。ただ、裏側ががっつり欠けて穴あきだったので、拾いませんでした。どこかに遠征して、心ゆくまでウニを拾いたいな…。


   

こちらはウミギクでしょうか。実はこれは拾ってきたのでhiroimonoの範疇なんですが、上のカシパンの写真と合わせて、こちらで掲載。乾いてしまうと地味目ですが、濡れているときは淡いオレンジ色が夕陽に映えて美しかったです。


   

最後は正月飾りの素焼きの伊勢海老ですね。子供のころは、なぜかこれが欲しくて欲しくて仕方なかったです。伊勢海老は縁起の良いもの、健康長寿の縁起物とされています。世の中がこんな有り様ですから、せめてここで皆さんの健康を祈らせていただきます。え、自分ですか? 私は引きこもり気味なので、感染の危険は少なそうです(笑)



| 海歩き | 12:00 | comments(2) | - | - | - |
昨年師走の天空写真館
   


12月1日。太くて濃いけど、筋雲が多くて乱れた形の環天頂アーク。




   

12月3日の夕陽と夕焼け。紅く染まる黒い雲はまるで炭火のよう。


   


12月5日。うろこ雲?ひつじ雲? 今の気分は「いわし雲」。




夜の磯観の後に狙った、ふたご座流星群は不発。明るい月があった上に、夜半過ぎから雲が…。でも見るだけなら、かなり明るいのを含めて20個くらいは見られましたよ。


   


12月15日。環天頂アーク。1日のに比べて薄いけれど、細くて形の整ったアークでした。


   


同じ日の筋雲。薄絹のような、ほぐれた綿菓子のような、筋雲が好き。





12月24日。夜中過ぎて西に傾いた冬の大三角と、新月前月齢27の細い月が浮かぶ朝焼け。仕事で訪れた、外房・九十九里。




12月25日。天使の梯子は降りたけど、我々に天使は微笑まなかったのです。成果なく終わった仕事帰りの一コマ(泣)



| 空・雲・気象 | 22:30 | comments(4) | - | - | - |
新年最初の夜磯は…


新年最初の夜磯、その続きです。今回はお魚から。今回訪れている場所は、干潮時に広い岩場が出るのは良いのですが、岩場が平坦で深いタイドプールが少ないので、潮間帯の魚種は限られている感じですね。ハオコゼも少ないです。でも、浅くて狭い場所でも平気なものもいます。最初の写真はギンポですね。潮間帯でも何種類かのギンポ類がいますが、正真正銘のギンポだと思います。





そして、やっぱりこの子。昨年末の夜観では確認できませんでしたが、今回はちゃんといましたよ、ダンゴウオ。写真をよく見るとお腹がぽっこり膨らんでますね。産卵前のメスでしょうか。あんまり刺激するのも悪いので、あまり深追いせずにおきました。




真冬とは言え、今季も水温が高めなので、もう幼魚も出始めています。こちらはお馴染み、カゴカキダイの幼魚。1センチくらいです。





タカノハダイの幼魚も見られるようになってきました。2枚とも同じタカノハダイですが、上がお目覚めモード、下がおやすみモードです。体色、文様の違いに注目してください。魚は、眠るとき(あるいは死んだ時も)は普段と違う体色、文様になることが多いです。逆に繁殖などで興奮すると体色、文様が変わることもあるんですよ。




さて、次は魚以外、と言うか再び無脊椎動物に戻ります。今季もいました、ミドリヒモムシ。写真はちょっと突いて縮めた状態ですが、見つけたときは20センチくらいありました。海底の小石の間に体を伸ばして獲物を探し、見つけた獲物は丸呑みするらしいですよ。ヒモムシの仲間は、他にも黒と灰色のシマシマの種類も見かけました。




こちらは珍しく全身を出していたアカクモヒトデです。岩の下から腕だけ出していることの方が多いです。目立つのでつい撮ってしまいますね。




こちらも特に珍しいわけではない、ミドリイソギンチャク。でも触手がピンクで綺麗だったのでパチリ!




こちらは夜になって活発に動き回っているバフンウニ。トゲは短いですけど、管足はけっこう長いですね。




最後はガンガゼ。と言っても、2016年に新種記載されたばかりのアラサキガンガゼです。それまではアオスジガンガゼと混同されていました。ガンガゼとの見分けは、本体にある「Y」字形の青い筋模様。ガンガゼでは、これが破線になります。またアラサキガンガゼは袋状の肛門も黒っぽいものが多いようです。名前の荒崎は、三浦半島の荒崎海岸にちなんでいますよ。



| 海の生きもの | 18:10 | comments(2) | - | - | - |
新年最初の夜磯は…


先週の土曜日、昨年末から約1ヶ月ぶり、新年最初の夜磯観察に行ってきました。前日の金曜日に朝から夜まで東京に出かけていて疲れもあったのですが、日曜日以降は天気も崩れそうだったので、気合を入れ直して出陣。最初にシャッターを押したのは、前にも紹介したアカエラミノウミウシです。これはあまり赤みのない地味タイプですね。この日はアカエラミノウミウシを何匹か見かけたのですが、中にはこんなことをしているものも…。





岩のオーバーハングにいたものを触るとポロッと落ちてきて、見たら互い違いになった2匹。あらら、エッチいこと(交接)してました(笑)





その後、2匹は別れ別れに。ごめん、邪魔しちゃったね。余計なお世話かもしれないけど、ちゃんと繁殖できてたのかしら…。




その場を離れて、別の岩の下を覗くと、あらこんなところでも!




でも、ウミウシは相変わらず多いサキシマミノウミウシのほかは、クモガタウミウシくらい。極小のはなかなか目に入らないし…。そんな訳で、珍しくもないクロヘリアメフラシを撮ってみたら、この体の文様って絣模様で案外きれい!




と、そこで1種類、新顔が登場。セトミノウミウシです。ちょっと地味系ですが、蓑の1本1本にも模様があって、なかなかきれいです。色彩変異も多いようで、もっと赤っぽいのや青っぽいのもいるようですね。大きさは2センチ強で、撮りやすかったです。




タカラガイに行きましょう。メダカラもいましたがそれは置いておいて、潮間帯上部にいたのは若めのキイロダカラ。「貝殻見っけ!」と思ったら、まだかろうじて生きてました。ただ、もう外套膜を広げる元気はなさそう。2月は超えられないかな。





その一方で、元気なものもいましたよ。最後の最後で出てくれたオミナエシダカラです。干上がったところに取り残されそうになっていたのを救出。水に浸けたら、みるみる外套膜を広げて貝殻を覆いました。白くてツルピカの貝殻と、黒っぽくてツンツンの外套膜…ギャップ萌え狙いでしょうかね(笑) オミナエシダカラは三浦半島周辺でも非常に多いタカラガイですが、この外套膜の隠蔽効果では、生きた個体を見つけるのは一苦労でしょう。 <続きます>



| 海の生きもの・貝ウミウシ | 13:10 | comments(4) | - | - | - | 昨年の記事