2019.10.05 Saturday
青蓑祭り!

今週の木曜日、ギンカクラゲとルリガイの漂着があったばかり。その夜から強い南風が吹いて、金曜日の日中も吹き続けました。金曜日は昼から夕方まで地元で打ち合わせがあったのだけど、打ち合わせ後にやっぱり気になって海岸に足を運んでみると…来てましたよ、青い貝が。海のCMさんとお会いしたのですが、けっこうな数のルリガイやヒメルリガイが寄せていたようです。自分も少しだけ拾えました。


でも、それ以上に驚いたのが、打ち上げ線上にポツポツと大量のアオミノウミウシが打ち上がっていこと。その数、おそらく数百匹レベルです。アオミノウミウシの漂着にはこれまで何度も遭遇しています。しかし、これだけの数の漂着は初めてでした。上の写真ではわかりにくいと思いますが、赤い線で囲んだのがアオミノウミウシです。黄緑色の線で囲んだのが超ちびギンカクラゲ、青い線で囲んだのがちびカツオノエボシです。八の字になった小枝の間には、小さめのカツノカンムリがあります。黄色い線で囲んだ中は、ウミアメンボです(大きい写真で見せないと、訳わかりませんね 苦笑)。

海岸に打ち上がったアオミノウミウシは、波に揉まれてくちゃくちゃになっています。でも、静かな水の上に離してあげると、体や触手を伸ばして、元の姿を取り戻してくれますよ。ただし、触手が千切れたり、体に穴のような傷ができていたりする個体も多く、もちろん打ち上がってしまえば、ほぼ生き残ることはできません。こんなところにも、自然の厳しさが感じられます。


ギンカクラゲに近づくアオミノウミウシ。はい、ヤラセです(笑)でも、アオミノウミウシをギンカクラゲに寄せたら、なんかちょっと頭部をゆらゆら動かしたように見えたのですが…。まあでも弱った体で、食事でもないですね。家に水槽でもあれば持ち帰って観察ができるのでしょうけれど、なかなかそこまでは手が出せないでいます(笑)