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神奈川南部から発信…野山や海辺を歩いて、見たもの感じたもの
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波打ち際の熱き迸り


今週の水曜日、知り合いの写真家さんのお誘いに乗って、三浦半島の某所でクサフグの産卵を見てきました。場所は敢えて記載しませんが、昔から産卵場所としてよく知られた場所です。初夏から夏にかけては多くの海水魚にとって繁殖期であり、クサフグも満月や新月後の満潮前に、海岸の波打ち際で集団産卵をおこなうのです。




時間は午後4時を回ったくらい。現地に到着すると、波打ち際がゆらゆらとさざ波を立てています。波打ち際にクサフグのオスが集まってきているのです。オスの気分はもう十分に盛り上がっている様子(写真で波打ち際に見える細長いシルエットがオスです)。多数のオスは、波打ち際に集まって、卵を抱えたメスが来るのを待っているのです。





しばらく待っていると、いきなり産卵が始まりました。1匹または少数のメスが産卵(放卵)を始めると、そこに多数のオスが殺到して放精をおこなうのです。オスは自分の子孫を残そうと必死! 大きな波しぶきがあがり、写真をよく見ると海岸の砂利まで宙に舞っています。






。波打ち際は白く濁り、クサフグたちの中には勢い余って浜辺に乗り上げてしまうものが何匹もいました。1回の産卵行動はわずか1〜2分。こうした産卵行動が、2時間くらいの間に何度か繰り返されます。ちなみに、この時に受精した卵は波打ち際の湿った砂の中で発生が進み、1週間ほどで孵化しますよ。


   

この海岸は海水浴場としても知られていて、この日も平日ながら何人かのバーベキュー客や釣り人が来ていました。産卵するクサフグの数は昔に比べて減っているようですが、海水浴場の一角でこんな生きもののドラマが繰り広げられているなんて、ちょっと素敵だと思いませんか。波打ち際での熱き迸りを十分に堪能できたので、日没間近のオレンジ色の夕日を背に海岸を後にしました。


   


| 海の生きもの・魚 | 21:40 | comments(2) | - | - | - |
卵はは孵化するまで完全な海中ではないような場所に留まるということですか?砂の中なら他の生き物に食べられにくそうです。
どうしてこのようなスタイルになったのか不思議ですね。
| hiyoco | 2019/06/08 12:02 AM |
hiyocoさん。

おっしゃる通り、大潮ごろの満潮近い時の波打ち際なので、
それ以外の時は、波は来たとしても、ほぼ水中にはならないと思います。
卵は栄養分が多くて、他の生きものにとっても良い食べ物になるので、
こうした繁殖方法で卵の捕食リスクを下げているのだと思います。
クサフグってけっこう水深が浅くて、塩分濃度が不安定そうな場所にもいるので、
何かそういうこととも関連があるのかもしれませんね。
| 尚 nao. | 2019/06/08 11:39 PM |