2016.02.09 Tuesday
寒波の影響?
先週末の土曜日、1か月ぶりの夜観に出かけてきた。弱い気圧の谷が発生していたけれど、大崩れはしないだろうという予測の元に決行。結果から言うと惨敗だった。ダンゴウオは写真の1匹。1月と同じ場所にいて、模様などの特徴から同じ個体と推定。でも神経質ですぐに逃亡。また1月に見た緑の子は行方不明。そして新規もなし。今季、観察場所の潮間帯のワカメやアカモクは壊滅状態で、まるで秋の磯を見ているかのような荒涼とした光景。それでも1月の時点では生きもの影が濃かった。しかし今回はあの強い寒波の影響なのか、普通種でさえほとんど姿がない。まあ今回もタコだけはいたけどね(写真は撮らず 苦笑)
魚は、メジナなどの姿も少なく、いつでもたくさんいるハオコゼでさえ例年に比べて少なめ。やっと見つけたウバウオも海藻の陰で1カットしか撮れず、1匹だけ見つけたスナビクニンは撮る前に逃げられた(泣)
ウミウシも少ない。例によってホオズキフシエラガイだけはたくさんいるけれどね。あとはムカデミノが少しだけ。そんな中、見つけたのはマダラウミウシ(クロシタナシウミウシ)くらいのもの。風はどんどん強くなって体感温度は下がるし、タイドプールの水に手を入れれば痛いほどの冷たさ。そんな水温でも元気なのはメダカラくらい?(笑) タカラガイではハナマルユキも見かけたけど、外套膜も出せないグロッキー状態ばかり。フレッシュデッドの貝殻もけっこう見かけた(水が冷たくて回収無理!)。このように今回はなんとも消化不良で終わってしまったので、次の満月くらいにリベンジかな〜とも思っている。