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神奈川南部から発信…野山や海辺を歩いて、見たもの感じたもの
こんなもん食べてました


沖縄旅行報告、これが本当の最後です。そして2017年最後の更新になります。内容は何てことはない、沖縄旅行で食べたものです。初日は那覇泊まりでホテルは国際通りに面していました。なので当然、街に繰り出します。先に市場通りなどをぶらついてから、お店を探します。そして国際通りから1本浦の通りで良さ気な店を発見。メニューを見ると北海道や日本海側の魚介、そして日本酒や焼酎もある、まさに地元民のためのお店のようです。もちろん、こちらは沖縄ならではの料理を頼みましたけどね(笑)


   




頼んだ料理の一部です。最初の一枚から、グルクン唐揚げ、島らっきょの天ぷら、島ダコの刺身、アグーブタのしゃぶしゃぶサラダ、そーみんちゃんぷるです。どれも美味しかったですよ。お店の名前は「大輝鮮魚店」。今度、那覇に行かれる方がいたら探してみてください。


   


2日目、お昼は4月に来た時も入ったお店です。そして頼んだメニューも同じ「沖縄そば定食」。普通の沖縄そばに、ご飯と天ぷら山盛りとデザートのゼリー付き。ボリューム満点で、とにかく満腹になります。写真は豪快にご飯をほおばるKさん(笑) そして、夜は宿の近くでスーパーを探して、そこで地物のお刺身とお総菜を買い込んで夕食にしました。お刺身は右が「ツンブリ(ツムブリ)」、左はうろ覚えだけど「クルキンマチ(ヒメダイ)」だったかな? ツムブリは沖縄のダイビングでも見る機会が多い魚ですが、さすがに食べるのは初めてでした。もちろん美味しいですよ。



   

3日目、お昼は大浦湾にある観光施設の食堂で、「野菜そば」。沖縄そばのお店に行くと、だいたいどこでもある定番メニューです。野菜不足の解消に頼んでみました。「大」にしたら食べても食べても減らなくて大変でした(笑) 夜はまたまた地元のスーパーで食材を買い込んで夕食です。今度のお刺身は、手前が「イラブチャー(ブダイの仲間)」、奥が「タマン(ハマフエフキ)」です。お昼の野菜そばが効いていてそんなにお腹は減ってませんでしたが、美味しくいただきました。




4日目、この日のお昼はコンビニのおにぎり。そして、夜は国頭村のとある食堂。旅行中、1回くらいはこういうものが食べたくなりますね…ということで「カツカレー」です。やんばるの夜観前にこれで気合いを入れました(笑) 4日目は写真がありませんが、お昼はコンビニのおにぎり。飛行機の時間の都合で少し早い夕食を那覇空港で。最後のメニューは本場?の「ゴーヤチャンプル」でしたとさ。と言うわけで、長々とおつき合いいただき、ありがとうございました。年明けからは地元ネタに戻ります。皆さま、よいお年をお迎えください。



| 旅行・沖縄 | 22:40 | comments(13) | - | - | - | 昨年の記事
最後までチョウ盛り上がり!


永らくおつき合いいただいた沖縄旅行報告も、ついに最終日。この日は午前中のビーチコーミングから始まり。4月には歩いていない、こんな海岸も歩きましたよ。拾ったものは、こちらで


   

歩いている足元からサーッと走り去るのはミナミスナガニ。白っぽい砂に白っぽい体で見事に姿を隠しています。これがゴーストクラブと呼ばれる由縁でもありますね。





次に立ち寄った海岸では拾うものは何もありませんでしたが、サンゴの欠片がたくさん散らばっていたり、波が砂に幾重もの線模様を残していたりと、目を楽しませてくれました。


   


さて、コンビニでお昼のおにぎりを買い込んで、午後からは本部半島の八重岳に向かいます。まずは桜の森公園。カンヒザクラが咲いていないと何もない感じの公園ですが、芝地にはアオタテハモドキがひらひら。う〜ん、美しいです! ぎりぎりまでにじり寄って、ズームを使わず広角側いっぱいで狙います。どこまで寄ったら飛ぶか、チョウとの駆け引きが重要です(笑)




白いナガサキアゲハがここにもいました。花に来た時が一番のチャンス。やっぱりシャッター押しちゃいますよね。





そして、そして、白いナガサキアゲハ以上に憧れの存在だったこのチョウを、ついに撮影する瞬間が訪れました。日本最大のシロチョウ、ツマベニチョウです。このチョウ、いっつも高い場所を飛び回っていて、花に立ち寄るのもほんの一瞬。あっと言う間に飛び去ってしまうのです。ところが、この公園には花がほとんどないせいか、オス1羽、メス2羽が入れ替わり立ち替わり、このハイビスカスを訪れていたのです。とは言え、動きが忙しないのは相変わらずで、散々粘って何とか撮影することができましたよ。


   


桜の森公園を後にして、八重岳の上まで上ります。駐車場近くの草地にいっぱい咲いていたのは、タイワンヒヨドリバナモドキでしょうか。


   

こちらはサキシマフヨウをアップで。先島(宮古列島と八重山列島を合わせた呼び名)の名前がありますが、沖縄本島でもあちこちに咲いています。南西諸島に分布する和製のハイビスカスと言えますが、台湾にも分布しているそうです。白っぽい花やピンクの花が見られますよ。


   


こちらはイシガケチョウ。これも好きなチョウの1つです。この個体は死んでいる訳ではありません。八重岳の山頂近くでは非常に強い風が吹いていたため、まともに飛ぶことができず、駐車場のアスファルトの上で立ち往生していたのです。轢かれると危ないので救助して(手乗りイシガケチョウ 笑)、近くの藪に移動させてあげました。


   
   

山頂からは林道を使って下ります。4月にも通って、コノハチョウを目撃した林道です。やんばるにもたくさんありましたが、天気が悪くて撮影しなかったヒカゲヘゴ。沖縄の森にはやっぱりこれがないと物足りませんね。林縁などに生えるので、林道沿いでも多く見かけることができます。葉痕がたくさんついている幹も、おもしろい!





林道を下っている途中でも何種類かのチョウに出会えました。とは言え、撮影できたのは見かける機会の多いシロオビアゲハくらいでしたけどね。ツマムラサキマダラとかもいましたけど近寄れませんでした。下は、惜しい〜アサギマダラ。けっこうピントも来ていましたが、なんとフレームアウト〜!




残念ながらコノハチョウは出ませんでしたので、八重岳のトイレの飾り絵で(笑) 林道を下りた後は、名護から高速でまっすぐ那覇へ。こうして、今回の沖縄旅行は全ての予定が終了しました。いかがでしたでしょうか。このブログを見ていただき、少しでも沖縄の自然や動植物に興味を持っていただければ嬉しいです。自分も沖縄の自然の魅力を改めて認識させられました。さてと、次はいったいいつ行けるかな〜?



| 旅行・沖縄 | 10:20 | comments(4) | - | - | - |
蛙ぴょこぴょこ巳にょろにょろ


沖縄旅行報告に戻ります。4日目やんばる、夕方前に一度麓に降りて夕食を済ました後、夜観のためにまっくらになった林道を再び上ります。その上りの途中、あれ?道路にカエルがいるな〜なんて思っていたら、いきなり出くわしたのが、こいつ。





よりにもよって最初に出くわしたヘビが、なんとヒメハブです。しかも同じ場所に大小2匹。とにかく真っ先に、近い方の大きい個体に駆け寄ります。頭に対して妙に太い胴、ずんぐりとした独特の姿です。長さは60センチくらいか。頭部は三角形でエッジが立っていて、以前西表島で見たサキシマハブと比べてもかなりの強面。かなりヤバい雰囲気が漂っています。毒性はハブの中では最弱なんですが、これでもう気持ちがびびりました(笑)




さらに進むと今度は違うヘビも登場。これはアカマタですね。サイズもなかなかで1m以上は優にあります。図鑑などには性格が荒いと書かれていましたが、気温とかのせいか思ったより動きが鈍く、その後に見かけた個体もみなゆったりと草むらに消えていきましたよ。ヘビはこのほかにガラスヒバァも見かけましたが、こちらは動きが素早く、写真を撮るどころか近づく前に草むらに逃げ込まれました。鎌首を持ち上げた状態でササーッと滑るように動く様子には驚きました。



林道は一部、落ち葉や道路脇の藪がすごく、やや荒れた感じの場所もあり、夜間に走るのは神経を使います。なにしろヘビやカエルもいますしね。なんとか昼間ロケハンした渓流の場所まで戻り、車を止めて林道を歩きますが、ここまで通ってきた道に比べるとカエルが少ない印象。そこで少し道を戻りながら、カエルを探すことにします。えっ、渓流? いや〜雨も降ってましたし、いきなり出会ったヒメハブにびびって、入るのは止めにしました(笑)




しかし、渓流に入らなくても雨のおかげか林道にカエルがいます。そのカエルにも体のサイズが極端に違うものがいて、それぞれで種類が違うようです。当然、近づくと逃げるので苦労しますが、なんとか写真が撮れました。まず、体長5センチほどの小さめのカエル、これは沖縄島中北部だけに分布するハナサキガエルのようです。




こちらはハナサキガエルとほぼ同じ大きさのカエル。というか、これはハナサキガエルの色違いでしょうか。とにかく、こんなのがピョンピョンしています。





中にはずん!と大きめのカエルも…。体長は10センチはあり、ずっしりボリューム感もあるので、かなり大きく見えます。これはホルストガエルですね。やんばるに来たら見てみたかったカエルの1つです。遠目に見ていると、状態をグッと持ち上げた姿勢なのですが、近づくと警戒して地面(道路)にピッタリ伏せたような姿勢になりました。さて、やんばるのカエルと言えば、一番見てみたかったのは…


   


そう、イシカワガエルです。最初、なかなか見つかりませんでしたが、目が慣れてくると車の中からでも見分けがつくようになりました。だって、このイシカワガエルも体長が10センチを超えるような大きなカエルですし、車のヘッドライトで背中の緑色がかすかに浮かび上がるのです。しかし、雨はすでに土砂降り状態。林道もところによって川や池のようになっています。そんな中、ずぶ濡れになりながらも、逃げるカエルを追いかけて、なんとかその姿を写真に撮ることができました。いや〜嬉しかった!





土砂降り雨で林道がそんな状態ですから、こんな連中までノコノコ出てきます。沖縄のサワガニですね。種類はよくわかりませんが、上の地味めなのがカクレサワガニ、下の赤っぽいのがサカモトサワガニあたりでしょうか。このあたりの生きものも、なかなか興味深いですね。さあ、満喫しましたし、雨もどんどん酷くなる様子なので、帰りましょう。




アカマタが林道横断中です(笑) ヘビやカエルを轢かないように、慎重に運転して麓へ降りました。帰りの途中、コンビニでビールを買い、宿で祝杯をあげたのは言うまでもありません。



| 旅行・沖縄 | 21:00 | comments(6) | - | - | - |
ナガサキは今日も雨だった


沖縄旅行4日目の午後、簡単な昼食の後は車で林道をゆっくり移動しながら、要所要所で止まってぶらつく予定です。道の脇の湧水(水汲み場になっている)ではリュウキュウハグロトンボが飛んでいました。しかも2匹でバトルってます。川のように高低差がないので距離も近い。ただ、とにかく天気のせいで暗いので、写真を撮るのは大変でした。


   


こちらのチョウは、昆虫好きの人にとっては沖縄旅行の目的の1つになるであろう、リュウキュウウラボシシジミです。日本では沖縄本島北部と西表島にしか分布していません。以前、西表島でも見ていますが、日本最小を争うという小さなチョウなので、これも撮るの大変。あんまりビシッと決まった写真が撮れませんでしたね。


   
   

道端…と言っても端より道の内側なんですが、おそらくアスファルトのすき間から伸びていた可愛い花。これはアリモリソウです。九州南部以南に分布し、名前は壇ノ浦で滅びた平家一門の平有盛に因んでいます。奄美には有盛が落ち延びたという伝説があり、その墓所に咲いていたので名前がついたということですよ。




さて、午後は観察以外に夜のためのロケハンをするつもりでした。カエルなどを観察するために、ほんの少し入り込めそうな沢筋を探すのです。そんな場所があったら車を止めてチェックします。




やんばるの山の中とはいえ、林道の脇にはタチアワユキセンダングサが咲いています。あまりよろしくない外来種ですが、この時期この花にはチョウが来るんですよね。なんと、何羽かアサギマダラも飛んでいました。北から旅をして沖縄に渡ってきたのでしょう。リュウキュウアサギマダラは撮れなかったのに、アサギマダラは撮れました(苦笑)




こちらは途中の橋の上から見た、やんばるの森です。明るく写ってますが、雨がけっこう降ってます。TG-4のKさんは良いですが、自分のカメラは防水ではないので、ちょっと辛い…。


   

やがて事前に目星をつけていた場所に到着。道路下を流れる渓流で、下まで降りることができます。奥の方まで入り込めるかわかりませんが、ちょっと覗いてみるにはお手頃そうな環境です。夜はここを目指して来ることにしましょう。


   

こちらは林道脇に咲いていたツルソバ。図鑑では伊豆半島以西の分布になっていますが、三浦半島でも見られます。海岸沿いに多いつる植物ですが、沖縄では山の中にもあるようです。




きた!きました、ついにその瞬間が。今回、沖縄に来て姿だけは何度か見かけていました。この見事な美しさを持つチョウは、ナガサキアゲハのメスです。ナガサキアゲハは南方系のチョウですが、どんどん分布を北に広げて、今では地元の神奈川でもごく普通に見られます。ただ、このチョウのメスは南へ行けば行くほど白くなる性質があり、ここまで白い個体は関東ではまず現れません。もちろん沖縄には何度も来ているので見たことはありましたが、今回初めて写真を撮ることができました。





林道脇の開けた沢筋のような場所に、名前はわかりませんが園芸植物らしき赤い花がいっぱい咲いていて、ナガサキアゲハはそこに飛来していたのです。メスはピカピカの美人。そこに2匹のボロボロのオスが盛んにアタックしていましたよ。メスの方は食事に夢中で、オスにはまったくなびくそぶりも見せませんでしたけどね。男は辛いよ。




とりあえず林道の予定のコースを走り終えたので、一度麓へ下って、食事などを済ませた後で再度、山の林道へ上がります。はてさて、鬼が出るか蛇が出るか…ってヘビは確実に出ると思いますけどね(笑)



| 旅行・沖縄 | 13:00 | comments(4) | - | - | - |
与那覇岳登山道


さて与那覇岳登山道です。登山道の雰囲気がわかる写真が貰い物のこれしかなくて、本邦初公開のオーサー画像です(苦笑) 雨は降っていますが,森の中なのであまり気になりません。ぺらぺらのウィンドブレーカーの撥水だけでしのいで歩き出します。


   

薄暗い森の中の道。もちろん天気が良ければもっと明るいのでしょうけれど、これはこれで雰囲気があります。周りをよく見ながら歩いていると、ポツポツと植物などが目に入ってきます。これはリュウキュウルリミノキ。名前の通り瑠璃色の果実がよく目立つ小低木ですが、花も繊細な雰囲気でとっても魅力的です。


   
   

おっと道端にこんなものが! これはリュウキュウサギソウ、ランの仲間です。事前に図鑑などで存在を知り、見たいと思っていたものの1つです。たった1株だけでしたけど、こうもあっさりと登場してくれるとは。花は側花弁や唇弁が糸状に細く長く伸びて、何とも不思議な姿ですね。なんかエイリアンの大群みたいな感じも…(笑)


   

すぐ近くの低木の下には、果実をつけたラン科植物が。葉の中央に白筋のあるこれは、クニガミシュスランでしょうか? 花には間に合いませんでしたが、今年は地元でこの仲間を見ているので、これはこれで嬉しい出会いです。


   
   

それほど多くはありませんでしたが、林内にはキノコ類もちらほら。おっと、下の写真は冬虫夏草ですよ。しかも,この姿は地元・三浦半島でよく見ているツクツクボウシタケと同じ。こちらにも分布があるのでしょうか。しかし、沖縄にはツクツクボウシは分布していません。となると、宿主はだれ? 同じツクツクボウシ属のオオシマゼミでしょうか。掘り出してみたかったのですが、木の根があって無理でした。





さらに進んで行くと、Kさんがリュウキュウアカガエルを見つけてくれました。しかも2匹。見た目の感じは,地元で見かけるヤマアカガエルとよく似ています。この登山道に入ってからも、出てくる脊椎動物がシリケンイモリばかりだったので、カエル嬉しいです。可愛い!




さらにKさん,大活躍。今度は少し雰囲気の違うカエルを見つけてくれました。これはリュウキュウカジカガエル?


   

天気が天気だったので与那覇岳の山頂を目指すつもりはなかったのですが、それにしても雨脚がさらに強くなってきました。時間もお昼に近づいたので車まで戻ることにしました。登山道の脇にも、こうした渓流が流れています。こんなところに入ったら、おもしろいんだろうな〜。


   


おっと、木の根元にオキナワキノボリトカゲを発見! 西表島でサキシマキノボリトカゲは何度も見ていますが、こちらは初めてです。体色が茶褐色なのでメスでしょうか。オスは緑色味が強いらしいのですが、残念ながら今回は出会えませんでした。強い雨をクワズイモの葉陰でしのぎながら、二人して喜んで撮影。しかし薄暗い中、自然光のみで撮影したので、ほとんどブレブレでした。まだまだ修行が足りません(苦笑)




そんな僕たちを樹上から見下ろしていたのが、オキナワヤマタカマイマイ。沖縄島と周辺の島にしか分布していないカタツムリです。この仲間は琉球列島に分布していますが、島ごとに別種になっているそうです。しかも近年、このオキナワヤマタカマイマイは、オキナワヤマタカマイマイとシラユキヤマタカマイマイという2種に分けられたそうです。個体変異が多く2種の外見上での見分けは難しいようですが、この写真の個体は殻高が高いことからオキナワヤマタカマイマイの可能性が高い…かなと思います。




雨に濡れてトボトボ下を向いて歩いていると、あちこちにシマサルナシの果実が落ちていることに気がつきました。北海道から九州に分布するサルナシより、二回り以上大きくて、よりキウイフルーツっぽいです。囓ってみましたが、ちょっと酸っぱい。でもその風味もキウイフルーツそのもの。きっと追い熟させれば美味しくなるかも? あちこちにあったので、集めればジャムなんかも作れそうです。まぁ自分はジャムとか食べないんですけどね。


   

こちらは木の幹に貼り付いていたもの。何だかわかりますか? 長さは10センチ近くあります。そう、これはナメクジの仲間、ヤンバルヤマナメクジです(まだ学術的な研究が進んでおらず正式和名ではないようです)。沖縄ではナメクジ自体が珍しいそうで、この種もやんばるのイタジイ林でしか確認されていないのだそうですよ。


   

最後、大トリは鳥で…といってもショッボイ証拠写真(2枚を上下組み合わせてます)ですが、登山道を歩いている時、何度かホントウアカヒゲに出会うことができました。写真はとても無理でしたが、自分の目ではしっかりと見ることができました。やんばると言えばヤンバルクイナやノグチゲラが有名ですが、やはり小鳥系は可愛くていいですね。もちろん次の機会にはヤンバルクイナもノグチゲラも見たいとは思っていますが。そんなこんなで,車にたどり着き、車内でコンビニおにぎりの昼食を済まします。次回記事、4日目午後からは林道を流しながら生きものを探し、またついでに夜のためのロケハンをしますよ。



| 旅行・沖縄 | 12:30 | comments(4) | - | - | - |
メインイベント前哨戦


沖縄旅行報告、4日目分に突入です。この日は盛り沢山なので、時系列で紹介していきましょう。朝、早めに出発して途中のコンビニで昼食や飲料の補給です。まだ薄暗いので、コンビニの明かりにいろいろな昆虫…まあほぼガですが…集まってきていました。


   

あ、電話ボックスの中になんかいる。電話番はけっこうだけど、そんなところじゃ獲物の虫も入ってこないよ?(笑)


   


天気は昨夜のうちから雨。朝になってとりあえずは止んだものの、雲行きは怪しいままです。とりあえず名護市の宿から国頭村方面に向かい、山に登る途中で森林公園に立ち寄ってみました。そしたら、道路や歩道にうろうろとシリケンイモリが…。アカハライモリでは、こんなに水域を離れて歩き回る印象がなかったので、ちょっと驚きました。上の写真が最初に見つけた個体で、喜んで写真を撮りましたが、もう後から出るわ出るわ。最後はほぼ無視でした(笑)




公園内は、イモリを除けば生きものの影は薄かったのですが、林に囲まれた歩道では、リュウキュウウラナミジャノメが出迎えてくれましたよ。このチョウ、沖縄本島と慶良間諸島にしか分布しておらず、それほど多くないそうです。地味目ですが、渋い魅力のあるチョウですね。


   

公園内には人工的な池があり、オオバンが泳いでいました。池を渡る通路の手すりをよく見ると、ペリット発見。カラスのものだとは思いますが、中身はカマキリの卵囊と、大きめの甲虫の脚が。


   

ここでの花は1種類だけ。道端に咲いていたスミレの仲間です。沖縄のスミレ類は、花期がだいたい1〜3月くらいなので、ちょっと季節外れです。種類はよくわかりませんが、一番無難な答えを出すとすれば、ごく一般的な種で花期も長いリュウキュウコスミレですかね。




森林公園の最後に気持ちを熱くしてくれたのはイトトンボ。種類はよくわかりません。アオモンイトトンボかムスジイトトンボか。青いのでオスですね。緑色をしたメスも見られましたが写真は撮れず。道端のクワズイモの葉に来ていましたが、小さいし敏感だし、撮るのがとても難しいです。さあ、これで森林公園を後にします。


   

林道を上って、まずは与那覇岳登山口へ。ロードキルを警告する道路標識が、やんばるに来たことを実感させてくれます。この標識、写真のイシカワガエルのほかに、リュウキュウヤマガメのもあります。名護市ではイボイモリのもありました(写真撮れず)。ほかにリュウキュウイノシシの動物注意、カニ横断注意とかもあります。さて、次回からついにやんばるの森の中に入ります。しかし車を降りると、雨脚が強くなってきました…。



| 旅行・沖縄 | 20:50 | comments(4) | - | - | - |
青身といっても体は緑
   

今回は沖縄旅行3日目、チョウ以外の動物です。南部から、そして海岸から山側へ移動してくると、何だか聞き慣れない鳴き声がしています。その鳴き声の主がこれ、オオシマゼミ。ツクツクボウシの仲間で、姿もツクツクボウシの色味を濃くした感じですが、鳴き声はまったく違っています(ネットで動画がいろいろ上がってますので聞いてみてください)。しかし、11月でセミが鳴いているとは、さすが沖縄ですね。


   


こちらは海岸近くの集落で見つけたシロジュウジカメムシの集団です。このカメムシはけっこうあちこちで見かけましたが、集団になっていたのはここだけでした。ウジャウジャいるとちょっと鳥肌立ちそうな感じですね。でも南国系ならではの派手な色彩が、その感じを少し和らげてくれる気もします。今回はほかにカメムシ2種類くらい見かけましたが、残念ながらキンカメムシ類は見られませんでした。


   
   

まだまだ十分に暖かかった沖縄ですが、赤トンボが飛んでいるのはやはり秋という感じでしょうか。上の種類はとても紅紫色の濃いものです。ベニトンボでしょうか。もっと寄り目で撮ったものもありますが、所詮はコンデジのデジタルズーム。粗が見えます。なので敢えてこんな絵にしてみました。下の方は別の種類の赤トンボですね。色味は薄く橙色っぽい感じ。ウスバキトンボとか、そのあたりでしょうか。





昆虫から離れて、こちらは4月にも紹介したチブサトゲグモです。少し色味の違うタイプもいて、それによって体の模様はシーサーや鬼の顔に見えたりします。小さいクモですが、けっこう大きい巣を張りますよ。


   


林縁の葉の上で見つけたのは、緑色の陸貝。これはアオミオカタニシです(昔の信号と一緒で、ここでは青=緑の意味)。樹上性なので色は保護色な訳ですが、貝殻が緑色なのではなく体そのものが緑色で、貝殻は半透明をしています。せいぜい殻高15ミリにしかならない、可愛らしい貝なんですよ。陸生とは言っても、いわゆるカタツムリの仲間とは分類的にまったく別のグループで、名前の通りタニシ類(タニシ科)の親戚(ヤマタニシ科)です。


   


最後はこれも沖縄の定番と言っていいホオグロヤモリです。沖縄の民宿、旅館などに泊まれば、夜に必ずと言っていいほど出会えますね。上の写真は公園駐車場の木製電信柱にいたもの。体色をかなり黒っぽく変えています。下は宿の明かりに来ていたもので、こちらの方が見慣れた感じですね。日中は基本的に物陰に隠れていて、体色も天敵の鳥などに見つかりにくい色彩にしているのでしょう。夜に白っぽくなるのは、獲物となる昆虫が集まる場所…人工の光の当たった場所は白っぽくなるので、それに合わせているのかもしれませんね。沖縄はコンクリート使った建物も多いですし。そんなわけで3日目終了です。そして4日目はついにやんばる(山原)へ足を伸ばします。



| 旅行・沖縄 | 11:00 | comments(4) | - | - | - | 昨年の記事
救荒食ではなくご馳走です
   


今回は3日目の動物ですが、チョウだけでお腹いっぱい状態なので、それだけまとめて紹介します。まず最初は海岸の草地を飛び回っていたシジミチョウ。これはクロマダラソテツシジミですね。1992年に沖縄本島で確認された当初は迷蝶扱いでしたが、2000年代に入ると九州、四国、西日本と分布を広げ、近年では千葉でも確認されているようです。幼虫の食草がソテツであることが名前の由来ですが、ソテツは園芸植物でもあるので、分布の拡大には多分に人為的な影響があると思います。ソテツは有毒の種子を毒抜きして救荒食に使いますが、このチョウはソテツの若芽がご馳走なんですね。2枚の写真で羽根の模様が違いますが、1枚目の写真は低温期型ってヤツでしょうか。





こちらは同じシジミチョウでも、内陸側の耕作地周辺で撮ったもの。ウラナミシジミ系ですが、アマミウラナミシジミでしょうか。下の方は表側が地味な色なのでメスだと思います。
……と思ったら、一緒に行ったKさんから、下のはウラナミシジミ・オスのボロじゃないかな…とご指摘いただきました〜(12/2)。



こちらはキチョウですね。ごく普通に見られるチョウです。とは言っても沖縄にはキチョウとキタキチョウの2種がいるそうで、しかも外見上の識別は困難なのだとか。従来1種だったものが遺伝子的な解析で2種に分けられたそうですが、見た目で区別できないと「なんだかな〜」ですね。どうせならキタキチョウは沖縄にいなければよかったのに…(苦笑) しかし、これだけ似ていて同一地に分布していて、2種の間で交雑は起きていないのでしょうか。


   

こちらは2回目の登場、タテハモドキです。見事な蛇の目模様ですね。明るい陽射しの中、色もオレンジ色でよく映えて目立ちます。




こちらは九州以北に分布するヒメジャノメそっくりの、リュウキュウヒメジャノメ。まったく同じじゃんと思ってしまいますが、写真を並べて見ると、色味が濃くて白帯模様がくっきりしているとわかります。




こちらはリュウキュウミスジ。九州以北に分布するコミスジとそっくり。写真のように羽の表側はほぼ違いがありません。なので、見つけるとつい「あっ、コミスジ!」とか「あっ、リュウキュウコミスジ!」とか言ってしまいます。ごめんな、リュウキュウコミスジ…あっ。




こちらはアオタテハモドキのメスです。オスとは違って羽根の表に青色がなく、茶系の地味な色彩ですが、これはこれでいい感じです。やっぱり好きだな〜このチョウ。




最後は地元でも普通に見られるモンキアゲハ。大陸側に広く分布するアゲハチョウで、むしろ日本では東北地方あたりが北限なのだそうです。とすれば、こちらの方が本場なのかもしれませんね。アゲハチョウもなかなか撮るのが大変なんですが、この子は良い具合に道端に張り出した木の葉に止まってくれました。チョウではまだまだ沖縄ならではの大物がいます。憧れているあのチョウも…。果たして滞在中に撮影することはできるのでしょうか。さて、次回は3日目のチョウ以外の動物です。



| 旅行・沖縄 | 21:20 | comments(2) | - | - | - |
野菊のような人…は褒め言葉!
   

沖縄旅行3日目です。この日は前日宿泊した北中城村から、沖縄自動車道を使って一気に北上。そして、まず東海岸の方へ回りこみました。こちらに来たのには訳があります。この時期に咲く、とある花が見たかったのです。不確かな情報しか持っていなかったので、適当に目星をつけて海岸へ降ります。海岸にはお馴染みのハマゴウ。でも、地元で見るものより色が濃く感じました。格好いい小島を背景に入れてパチリ。



   

沖縄の海岸で特に目立つのがこれ。パッと見アメリカネナシカズラ(ヒルガオ科)に見えますが、まったく別の植物で、スナヅルと言います。なんと、これでもクスノキ科。ただ生活史は似ていて、ハマゴウやグンバイヒルガオに寄生するつる性寄生植物です。写真のものはオレンジ色ですが、葉緑素を持っているので、しっかり緑色をしたものもあります。つるはアメリカネナシカズラよりも太く、花や果実の違いは一目瞭然です。いわゆる収斂進化なのでしょうけれど、おもしろいですね。



   

目的の植物は崖地に生育することは知っていたので、とりあえず浜辺から近くの崖地へ向かいます。崖には見慣れないロゼット状の葉がたくさん。これはキク科っぽいです。よく見て回ると花を咲かせたものを発見。これはホソバワダンですね。花茎を伸ばしたものもあったので、これからがシーズンのようです。しかし、目的の花が見つかりません。とりあえず浜の方に戻って、近くにいた学校の先生と思しき人に尋ねてみることにしました。その方は「私、植物は詳しくないんですよ」と仰りながら、それでもいろいろ調べていただきました。


   
   

早速、教えてもらった生育地へ。するとすぐに見つかりました! まったく土のないような崖に、とても可憐な花を咲かせている植物が…。これは奄美諸島と沖縄本島だけに分布する海岸性のノギク、オキナワギクです。葉はほとんど根生葉で、そこからスラッと花茎が伸び、その先にほんのり赤紫が差した白花を咲かせます。知識の乏しい沖縄の植物については行き当たりばったりだったのですが、これだけは見たいと思っていたのでした。なにしろ神奈川県とその周辺にはこの手の海岸性ノギクがないので、すごく憧れていたのですよ。魅力的な花に出会えて大満足です! 美ら島自然学校のOさん、Kさん、ありがとうございました(教員ではなかったですが、ある意味、学校の先生でした 笑)。




これは西表島でもよく見ていたイボタクサギ。エレガントな花ですね。


   


さて、こちらはグラウンドの隅にあった植物。果実がひっつき虫です。しかも、トゲが鋭くて、指に刺さると強烈に痛い。帰化植物だと思いますが、名前なんでしょうね。





こちらは畑地周辺で見かけたヒルガオ科2種。在来種ではないのは明白ですが、記録として撮しておきました。ピンク色のは花が少し小さめです。花冠の切れ込みが強いこれは、ホシアサガオでしょう。そして、下の白いのは水を張った畑地にたくさん生えていました。白花で大輪、細めの艶々した葉が特徴のこの植物、調べてもなかなか名前がわからなかったのですけど、これはヨウサイ、別名クウシンサイ(空心菜)ですね。地元でも野菜として売られていて食べたことがあります。ヒルガオ科だったなんて知らなかった…。




午後からは海岸を離れて、市街地郊外の自然公園へ移動。大きな道沿いや公園化された場所は園芸植物が多いのですが、その中で見つけたのはハシカンボクです。ノボタンの仲間なのはすぐにわかりましたが、名前は帰ってから調べたものです。園芸植物かとも思いましたが、屋久島以南の分布で自然分布でした。ちょっと驚いたのですが、一緒に咲いていたタイワンホトトギス、これも沖縄島に自然分布があるのですね。




最後は林縁で白い果実をたくさん実らせていた、シラタマカズラ。こちらは和歌山、四国と九州の南部以南に分布するアカネ科の植物です。アカネ科でこういったつる性(半つる性?)の植物はイメージにないですね。白くてよく目立つ果実ですが、甘味がほとんどなく「ワラベナカセ(童泣かせ)」という別名もあるのだとか。さあ、まだまだ続きます。次回は3日目に見た動物たちですよ。



| 旅行・沖縄 | 21:40 | comments(10) | - | - | - |
ハーベールーは一日にしてならず?


沖縄旅行2日目は南部の海岸から。そして、これがこの日最初に撮影したものです。沖縄は植物だけでなく昆虫も、自分がすむ神奈川県、関東地方南部とはまったく異なる種類、似ているけどちょっと違う種類がいます。しかも、昆虫分野はあまり得意ではないので、ホントよくわかりません。さて、最初に見つけて撮影したこのシジミチョウですが、家に帰ってから調べたら、これって神奈川にもいるただのヤマトシジミ?


   

こちらは、また別の海岸で。海岸にたくさん見られる寄生植物、スナヅルのダンジョンに迷い込んだ、やはり小さなシジミチョウ。こちらはヤマトシジミに似ていますが、斑紋の違いなどからヒメシルビアシジミのようです。こちらはトカラ列島以南に分布するご当地ものですね。






今回は同行のKさんが、なんとコンデジで飛翔昆虫を撮影するという、とんでもない技を披露してくれました。それにちょっと刺激されたので自分も挑戦。そしたら何と撮れてしまいましたよ! チョウは海岸のタチアワユキセンダングサに訪れたウラナミシロチョウです。でも、この飛翔撮影ってすごく難しいんです。昆虫も神経質で、一定の距離以内には近寄らせてくれません。ウラナミシロチョウは比較的そばに寄れたのでどうにかなりましたが、この後はベニモンアゲハ、リュウキュウアサギマダラも出たのに撮影に失敗するどころか、シャッターすら押せずに機会を逃すばかりでした。


   

こちらはアメリカハマグルマに訪れたタテハモドキです。九州南部以南に分布し、沖縄では海岸から農耕地や市街地の周辺でごく普通に見られるチョウです。でも自分の好きなオレンジ色で、はっきりとした蛇の目模様。これまで何度も目にしているチョウですが、お気に入りですね。


   

そのタテハモドキ以上にお気に入りなのが、アオタテハモドキです。タテハモドキより二回りほど小さなチョウで、オスはご覧の通り、けっこう派手な姿です。主に沖縄諸島以南に多いチョウで、海岸や農耕地、公園などの草地で見られます。今回は環境込みの写真で。後々、もっと寄りの写真もお見せしますね。ちなみに、今回のタイトルにある「ハーベールー」は沖縄方言でチョウの意味なんですよ。




最後は1種類だけバッタ。種類はマダラバッタでしょうか。こちらも、草地でごく普通に見られる種類です。バッタの類は、なんかとても大きいのとかいましたが、心に響かず(笑)撮りませんでした。写真の子は、僕に驚いて砂浜に飛び出たものですが、何となくサバクトビバッタが頭に浮かんで、そんなイメージで撮ってみたものです。普段は植物をメインに撮っているので、こうして動くものを撮るのはかなり苦労します。でも、それがまた新鮮でけっこう楽しめましたよ。さて次回はちょっとトピック的な記事をアップ予定です。



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