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神奈川南部から発信…野山や海辺を歩いて、見たもの感じたもの
宮古の次は石垣


12月満月大潮の夜磯報告、2回目は殻のない連中です。トップバッターはアオウミウシ。磯の定番ウミウシですが、案外、冬の時期の磯では見かけることが少ないと思います。でも、この明るい色合いを見ると、寒さが緩むような気がして少しホッとします。




こちらも定番のムカデミノウミウシ。アオウミウシに比べると、こちらは寒い時期でもよく見かけます。色彩はこの青紫色が基本ですが変異も多く、今回は緑色っぽい色をした個体も見かけました。比較的、大きいので見つけやすいですし、華やかな雰囲気はあるのですが、個体数が多いので「あ〜また…」と思われてしまう残念な子です。




こちらは前回の新月大潮の夜磯でも出たカメノコフシエラガイのカラーバリエーションですね。色がオレンジ色っぽく、さらに黄色い斑点があります。このこもサイズは大きく、5〜6センチありました。




普段だとあまりシャッターを押さないネズミウミウシ。地味系定番種です。でも、今回は2匹くっついていたので撮ってあげました。




コノハミドリガイもぼちぼち見かける種類ですね。2センチほどです。この種類も多少カラーバリエーションがありますが、自分が見るのは写真のタイプばかり。でも、なかなか綺麗なウミウシです。




地味〜でモコモコしているのは、イシガキウミウシです。前回の大潮では、雰囲気が似ているミヤコウミウシが出ましたが、今度はイシガキでした。宮古が出て石垣が出て、次は西表?(イリオモテウミウシはいませんが、イリオモテミノウミウシはいるようです。思いっきり南方系なので可能性ゼロですけどね)




そして最後にご紹介するのは、実は今回の夜磯で最初に見つけたウミウシ、サガミミノウミウシです。まだ1センチくらいの小さい個体ですが、この時期に見るのは色が蛍光水色っぽい感じで、よく目立ちます。濃いピンク色の個体も素敵ですが、この色彩の個体も魅力的ですね。今回はこのほか、クモガタウミウシ大小多数、ツヅレウミウシ、ホオズキフシエラガイを見かけました。次の夜磯は新年ですが、また違う種類が出るよう期待したいです。
さて、ちょっと諸事情あって、年内に残りのもう1回をアップできるか微妙になってきましたが、頑張ります。



| 海の生きもの・貝ウミウシ | 23:31 | comments(2) | - | - | - |
姫の星


世間様はクリスマス連休。暖かい部屋やお店の中で家族や友達、恋人たちと楽しく過ごしていたことでしょう。そんな中でもこちらは23、24日と連チャンで夜磯です。仕方ないのです。大潮が連休と重なったのですから。24日の夜磯でもミスガイがイチャイチャ(笑) 前回の大潮より少なくなりましたが、まだまだ数が見られます。




23日は暖かい夜でしたが、24日は北風が強く、水温も低めに感じられました。そんな中でも、温帯レギュラーのメダカラガイは元気。外套膜をかぶっているとホント目立ちませんが、あちこちで見られました。




キイロダカラもまだまだ頑張っています。しかし、もともと南方系ですし、水温変化の激しい浅場にいる種類。予報では年末に寒波が来るとのことですが、耐えきれるでしょうか。1月、2月は磯でFDのキイロダカラが拾えるかもしれません。





今回の大潮,一番の当たりはこれ! 地元でずっと見たい…と言うか拾いたいと思っていたヒメホシダカラが出ました。南方系の種類で、三浦半島ではけっこうレアな種類です。岩場の凹みの天井にいて、引き潮に取り残されそうになっていましたが、水の中に戻すとそこそこ元気に動いていました。まだ幼貝の縞模様が残っていますが、亜生貝ですね。以前、葉山で拾われた人がいたのをネットで知り、憧れていたんですよ。沖縄でも出会っていないのに、地元で出会えるとは感激です。




最後は地味〜にアカニシ。干上がりそうな岩の上にいて、ヤドカリかと思ったら生貝でした。貝殻はよく見かけますが、ほぼ拾わない貝です。とは言え、生貝となると一応,写真に収めておきたくなります(笑) 今回の夜磯ネタ、あと2回分ありますので、なんとか年内にアップしようと思っています。




| 海の生きもの・貝ウミウシ | 12:10 | comments(2) | - | - | - |
アオミノウミウシも来た!


青い生きものたちが到来したら、やはり気になるのがこれ、アオミノウミウシ。今回はそこそこの数が来ていました。hiyocoさんが確認した片瀬海岸は良いサイズが多かったみたいですが、数ミリの材木座は小型個体が多くて、そこそこのサイズの個体を探すのに苦労しました。しかも強風、満ち潮で、なかなか撮影もままならず。ピン甘目です。





ギンカクラゲと大小個体、合わせて撮ってみましたが、雰囲気出ますね。よくよく見ると白っぽいものとか、個体差もあります。ただ、波に揉まれて体が傷ついたものも多いので、それはちょっと可哀想。というか、せっかく苦労して撮ったのに、拡大して見ると体に大きな傷があったり…。風まかせ海流まかせの生活も大変ですね。




この前の体調漂着にはまるで及びませんが、ウミアメンボも数個体、見かけました。この日はルリガイよりもレアものでした(笑)




青くないものではオキナガレガニ。3〜4個体くらい見かけたでしょうか。でも、こちらも甲幅が1センチもない小型個体ばかりでした。とにかく小さいものが目立った今回の漂着。今後はどうなるか、期待しちゃいますね!



| 海の生きもの・貝ウミウシ | 20:40 | comments(4) | - | - | - |
生存報告
   


すっかり更新をご無沙汰してしまっています。梅雨時でもあり、忙しいこともあって、フィールドにまったく出ることが叶いません。その分(?)仕事の打ち合わせで都内に出ることが増えていますが…、とにかく写真すらまともに撮っていないのでネタがありません。まだ当分この状態が続くと思いますが、それではさすがに自分の精神衛生上も良くないので、なんとか隙を見つけて外に出たいとは思っています。写真は先週、例によって夕方、日没前に少しだけ海岸に立ち寄った時のもの。なんか今年は特にフジノハナガイが多いような気がします。
| 海の生きもの・貝ウミウシ | 13:30 | comments(4) | - | - | - |
久しぶりの磯遊び


久しぶり…と言っても、更新自体が久しぶりですね。しかも、ネタは2週間も前、5月最後の日曜日のものです。場所はこんな磯。


   


コンデジで撮れるものと言えば、あまり動かないウミウシくらい。ということで定番のアオウミウシ。極々普通種ですが、やっぱり撮ってしまいますね。下の写真はラブラブ交接中でした。


   
   
   

定番と言えばこちらもお馴染みシロウミウシ。写真を撮るのに2匹を近づけたら、あらら…1匹がほかの1匹を追いかけて、追いついて、組んずほぐれつ!? でも結局は交接にまで至りませんでした。相性が良くなかったのかしら?(笑)


   

サラサウミウシもけっこうサイズの大きいのがいました。これも綺麗ですよね。こちらもコンデジ半水面写真で。いい感じでしょう?





がお〜っ!という感じのオトメウミウシ。けっこう数がいましたが、小さいので撮るのが大変。下はマダラウミウシ(クロシタナシウミウシvar)。今回は他にムカデミノウミウシ、ネズミウミウシ、ジボガウミウシ、クモガタウミウシなどもいました。





初物は、磯で見るのも初めてのシラユキウミウシ。半透明の白地に白い斑紋と黄色い縁取りがあって、すごく綺麗なウミウシです。でも小さくて撮るのに苦労しました。下はブログでは初登場かな? 石の下に隠れていたキヌハダモドキです。梅雨入りしましたが、この週末のように大潮で天気の良い日もあります。ぜひ磯遊びに出かけてみてくださいね。


| 海の生きもの・貝ウミウシ | 15:10 | comments(8) | - | - | - |
またもハズレ


今月は11日が満月で、10日から13日が大潮。金曜日は夕方から夜まで都内で打ち合わせ。しかも雪が降る冷え冷えの天気だったので、満月の土曜日に夜磯に出撃。しかし、海辺に近づくと強風で白波が立つような荒れ模様。うちって丘陵の陰にあるから風の様子がわからないんだよね。仕方がないのでその日はキャンセルして、日曜日に再出撃。今日は風が収まったな〜と思ったのだけど、海岸に着くと土曜日ほどではないものの、やっぱり強めの風が吹いている。諦めて磯に出るけど、タイドプールの水面は漣立ち、風向きの影響か潮位も波も高め。風波なら磯まで届かないのは把握して行動はしているものの、心も安まらず。そんな中、最初に出てくれたのがヒメマダラウミウシ。何気にこのブログ初登場だね。けっこう可愛らしい。


   


次に見つけたのがサガミミノウミウシ。今回の個体、今まで見た中で一番、背中の蓑(鰓突起)が少なく、太かった。なので、最初は何か別の種類かと思ったほど。離れた場所で見たもう1個体も同じような印象だったけど、時期的なものとかあるのだろうか。でもやっぱり、このウミウシは綺麗で好きだな。




こちらは極小のオトメウミウシ。大きさは5ミリちょいくらい?(もちろん写真はトリミングしてます)左角に写っているのはヤドカリの背負った貝の一部なんだけど、この後、この乙女を踏みつけていったため、触角が縮んじゃった〜。このほか、相変わらずのホオズキフシエラガイ、ムカデミノウミウシ、まだいるサキシマミノウミウシ、ダイダイウミウシ、サンシキウミウシにツヅレウミウシ(ジミーズ)、クモガタウミウシなどは写真も撮らず。




もう終わりか…と思った最後に見つけたのが、メリベウミウシ(たぶんヒメメリベ)。石の側面にへばり付いてたのを、平らなところへ移して撮影。こいつウミウシなのに、小さな甲殻類など他の生きものを補食するという“悪食”。またクネクネと体を捩って泳いだりもする、おもしろいヤツなのだ。珍しい種類でもないけれど、見たのは久しぶりなので嬉しかった。さて、次はまた月末。今季はダンゴウオがくっつきそうな海藻も育って来ているし、見ることができるかな?




あれ、更新してる!?(笑)
| 海の生きもの・貝ウミウシ | 20:20 | comments(2) | - | - | - |
空振り
   

すっかりサボってましたが、久々更新。さて、昨年末の28日と、そしてお月様が一巡りした昨晩、新月の大潮に磯の夜観に行ってきた。狙いはもちろんダンゴウオなのだけど、ウミウシの写真から始まることで察せられる通り、本命は空振りだった。昨年に比べて海藻の生育は良いものの、ダンゴウオが隠れるようなワカメやオオバモク、ウミウチワなどがまだほとんどなく、潮間帯はちょっと厳しい感じ。写真は前回の夜観報告でも載せたコノハミドリガイ。


   



生きものはまあいるものの、別段珍しいものが出る訳でもなく…。いるものと言えば、どんどん数が増えてきたムカデミノウミウシに、今季はとても多いサキシマミノウミウシ。登場回数は多くないものの、まあ定番のダイダイウミウシ。


   



そして、サンシキウミウシ、ツヅレウミウシ、ネズミウミウシの、ジミー(地味)ブラザーズ。そのほか写真ミスったマダラウミウシに、完全スルーで写真もないホオズキフシエラガイとクモガタウミウシ。


   

数が増えてきたものと言えば、アメフラシ類。ノーマルアメフラシに、まだ小さいミドリアメフラシ、そしてクロヘリアメフラシもあちこちに。写真は交接中のクロヘリアメフラシをデバガメ(笑)


   


新顔は1種類。とは言っても毎冬登場するユビウミウシ。昨晩は大小、何個体か見つかった。今まであんまり良い写真が撮れてなかったので、なんかこればっかりシャッター押してた感じだった。冬場はウミウシ・シーズンと言えるのだけど、環境の厳しい潮間帯では、定番ばかりでなかなか新顔は出てきてくれないな〜。また次に期待しよう。


| 海の生きもの・貝ウミウシ | 19:10 | comments(2) | - | - | - |
冬の夜磯でウミウシ


今月は新月過ぎの月初めと、満月過ぎの月中の2回、夜磯の観察に出かけた。冬場恒例のダンゴウオ探しの予備調査的な感じだけど、単純に磯に行くのは楽しい。今回はその時に出会った貝やウミウシを。最初の1枚目は定番のメダカラガイ。月初めはまだ寒さもそれほどではなく、けっこう元気に動き回っているのを見かけた。


   
   

こちらも月初めに見たホシキヌタ。殻長は4センチを超える感じで、かなり良い個体。見ているうちにどんどん外套膜を被っていった。先に紹介したメダカラガイやキイロダカラ、ハナビラダカラなどは磯でも見かけるけれど、ホシキヌタを見るのはけっこう珍しいと思う。





ウミウシは定番のムカデミノウミウシが、小さいのから通常サイズまでたくさん。その中に、見かける機会がほとんどない、少し緑色をした個体もいた。三浦半島の磯で見られるのは濃い水色の個体がほとんどなので、ちょっと得した気分。このウミウシは体に褐虫藻を共生させているので、緑色が強いのは体内の褐虫藻が多いのかな?


   
   

そして今季、特に多く見かけるのがサキシマミノウミウシ。昨季は全然見かけなかったので二季ぶり。あちこちにいる。この写真を撮ったタイドプールには1カ所に4匹がかたまっていて、場所も浅いし、元気だし、写真撮り放題だった。ただし、小さいウミウシに寄ってフラッシュを焚くと、体の微妙な青みが白く飛んでしまう。ISO感度や露出補正を下げてみたり、絞り込んでみたりと、あれこれ工夫して、やっといい感じに撮ることができた。





地味な子たちも少し。ホルスタイン、いやダルメシアン模様のマダラウミウシ(クロシタナシウミウシ)。そしてホント地味なツヅレウミウシ。でも、寒い冬の夜磯に現れてくれる貴重な子達だ。





こちらはカメノコフシエラガイ。肉眼で見ると、濃いワイン色に見えるのだけど、撮影するともっと鮮やかな赤色になる。下の個体は別の種類かと思ったら、同じカメノコフシエラガイのカラーバリエーションらしい。こんなに体の色が変わるのは何が理由なんだろう? ちなみに写真はないけど、定番のホウズキフシエラガイはそこいら中にいた。もう多すぎて写真を撮る気も起きなかった(笑)




そして最後はコノハミドリガイ。小さなウミウシだけど、とっても綺麗な色と模様をしている。このウミウシも退色の変異が多いことが知られているけど、このあたりで見るのはだいたいこのタイプかな。シーズン始めの冬の夜磯。ウミウシ類では特に変わった種類は出なかったけど、それでも楽しめたよ。


| 海の生きもの・貝ウミウシ | 22:10 | comments(8) | - | - | - |
ウミウシの夏!
   


今月の初めに仕事仲間のイラストレーターさんが遊びに来たので、久しぶりに磯に行く。とりあえずは綺麗どころを…ということでウミウシ。今回目立ったのは、このコモンウミウシ。珍しい種類ではないけれど、地味過ぎず派手過ぎず、バランスの取れた美しい色彩のウミウシだ。


   

一番多かったのは、定番のシロウミウシ。数匹集まっている様子は、磯のホルスタインって感じだね。半水面の方は6月に撮った未公開写真。


   

こちらも定番、ジボガウミウシ。早春から見られるけど、やっぱり夏に数が増える種類かな。雪のような白さは暑い中、一服の清涼剤だね。

   

こちらも夏になると姿を現すリュウモンイロウミウシ。このブログに登場するのはずいぶん久しぶりだ。遠目には一瞬アオウミウシぽく見えるのだけど、模様は黒い“流紋”で独特の美しさがあるよ。




こちらは大きな石の下から見つけたサガミミノウミウシの小さいの。どちらも約1センチ。おそらく今年の春に産み付けられた卵から生まれたものだろう。あまりに小さいので、最初は何か別の種類かと思った。


   


アオウミウシもいたのだけど、気の抜けた写真しか撮れなかったので、こちらも6月に撮った未公開写真。下の写真は岩陰で産卵する個体と、そこからサッサと逃げ出しているかのような個体。これが人間だったら、妻に子供が生まれそうなのに浮気に走る夫…みたいだけど(笑)ウミウシは雌雄同体だし、偶然そこにいただけかもね。




最後は、仕事の資料用にイソスジエビとスジエビモドキの写真を撮るイラストレーターのコボリさん。実は子供向けの図鑑や書籍、理科の教科書などに、リアルな細密イラストを数多く描いている人なんだよ。このブログの読者さんも、どこかで彼のイラストを見ているかもね。


| 海の生きもの・貝ウミウシ | 10:10 | comments(6) | - | - | - | 昨年の記事
青い柳に藤の花


昨年の梅雨は前半雨続きだったけれど、今年の梅雨は今のところやや晴れが多い感じ。今回の写真はみな梅雨入り前に撮ったもの。5月末のある日、この日はなぜかアサリが波打ち際に。でも弱ってる感じで砂吐きとかできなさそうなので、持ち帰らず(口の中で「ジャリッ」とするのが嫌なんだもん)。



   


潮の引いた海岸を歩いていると、妙な出っ張りを発見。何かいるぞ…。“その瞬間”は撮れなかったけど、水をぴゅ〜と吐き出したりする。正体バレバレだけど、砂から出てきたのはバカガイだ。このあたりにはけっこう多くて、打ち上がった貝殻がみんなバカガイだったりすることも。江戸前寿司の「アオヤギ(青柳)」はこのバカガイのこと。


   


そして潮が引いた時の水の流れ道に、大量のフジノハナガイが…。こういう光景はよくあるのだけど、ここまで数が多いのは初めて見たかも。ザックザックとすごい触り心地(笑) これらの貝はもちろんみな生きている。もっとも、このまま強い陽射しに晒され続けたら、何割かはお陀仏だとは思うけどね。





このフジノハナガイは、波が来る一瞬前に砂の中から“”ブワッと湧き上がるように姿を見せ、波に乗って移動するとその場所で砂に潜る…という「波乗り」行動を繰り返す。まるでお尻を振るように貝殻を揺らして砂に潜っていく様子が、なんとも可愛らしい。それに海に遊びに来た人たちが、波打ち際でこのフジノハナガイに驚いているのがなかなか微笑ましいのだ。




最後はおまけ。GW連休過ぎから梅雨入り前くらいは、ツメタガイの卵囊「砂茶碗」もたくさん打ち上がっていた。こちらではこの時期がピークだけど、夏の間いったん休んで秋にもう一度小さなピークがあるよ。

| 海の生きもの・貝ウミウシ | 20:10 | comments(10) | - | - | - |