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神奈川南部から発信…野山や海辺を歩いて、見たもの感じたもの
ちびっこクラゲ大集合
   

いつもと同じようでまったく違う夏が終わり、いつの間にやら9月。例年、海岸が混雑する夏休み期間は海に行くのを避けるのですが、今年は意図せず…というか行きたくても行けませんでした。でも、いつまでもそんなじゃいられませんよ、ということで出かけてきました。今週の月曜日は、台風21号の影響か、こちらでも少し強い風が吹きました。そこで5日に海岸に行ってみたところ、局所的でしたが青物がたくさん到来していましたよ。




カツオノエボシとギンカクラゲが大量、そしてカツオノカンムリが大体その半分から3分の1くらい。ただし、それらの9割が小型個体でした。浮き袋が5ミリのカツオノエボシとか、直径5ミリのギンカクラゲとか、とにかく小さいものばかり。ギンカクラゲの大きいサイズは、3枚目写真くらいのもありました。でも、その指の先、茶色い木屑の横に小さなカツオノカンムリがあるの、わかりますか? 4、5枚目はギンカクラゲの変型ですけど、5枚目のクラゲの中央やや下にある青緑の点、それもギンカクラゲです。おそらく直径1ミリ。






とにかく、そんな感じではありましたが、他の青物も来ていましたよ。拾ったものは、久しぶりの更新hiroimonoで。拾ってないものは、引き続きこのブログで紹介していきます。



| 海の生きもの | 22:30 | comments(2) | - | - | - |
アメンボ祭り


昨日の夕方は、びーちことしては何ヶ月ぶり?というくらい久しぶりに海岸へ。台風の余波でこちらでも強い風が吹いて、海は大時化。潮も夕方満潮で、申し分ない条件でした。とは言え、現実はそんなに甘くはなく、打ち上がっているのは基本的に身近な陸もの。種子系はオニグルミとヒメグルミばかり(それでも、モモタマナだけは2個、見つかりましたけどね)。小さなカツオノエボシがポツポツと、そしてごくわずかのギンカクラゲ(こちらも極小)が来ていたものの、青い貝も、青いミノウミウシもなしでした。ただし…


   

青いアメンボ、ウミアメンボが大量に打ち上がっていましたよ。それも、おそらく万の単位で! もちろんウミアメンボの漂着は何度も見ていますが、これだけの数が打ち上がっているのは初めて見ました。昨日は細かいプラスチック系のゴミが多かったのですが、その隙間、隙間にウミアメンボがモゾモゾ、モゾモゾ…。彼らにとってもとんだ災難だったでしょうけれど、なかなか興味深い体験でした。さて、次はいつ海に行けるかな〜。








| 海の生きもの | 11:00 | comments(10) | - | - | - |
シロナガスクジラ!!


ご無沙汰してます。先月はついに一度も更新せず、失礼しました。もう、どうにもならないくらい忙しく、フィールドにも行けず、写真も撮れず…という状態でした。今もそう変わりはないのですが、やっとネタが仕入れられたので…(笑) 今月の5日、鎌倉の由比ヶ浜で、確かな記録では日本初となるシロナガスクジラの漂着がありました。さすがにこれは見に行かなくては絶対に後悔すると思い、6日の午前中に出かけてきました〜。



   

クジラの漂着は何度も機会を逃し、相当に久しぶりです。しかもヒゲクジラは初めて。今回のシロナガスクジラはまだ赤ちゃんということですが、体長は10メートルもあるのでデカく感じます。漂流している期間が少しあったようで、それほど新鮮な状態ではありませんでした。お腹はガスが溜まってきているのか膨らんいましたが、それに対して体の後半部の細さが印象的でしたね。




これは鯨髭のアップです。餌となるオキアミ類などを海水ごと口に入れ、この鯨髭で濾し取って食べるのです。写真とか標本では見ていますが、実物を見るのはやはり嬉しいですね。まあ、完全に出遅れていたので、調査や移動のため規制がかかっていて、側まで寄れなかったのが残念でしたが、良い体験でした。



| 海の生きもの | 02:10 | comments(4) | - | - | - |
赤と青
 


 赤いのと青いのが同時に漂着。どちらも、とても印象的なのです。




| 海の生きもの | 22:20 | comments(2) | - | - | - |
う〜っ、まんぼっ!
   

こんな時期なのに、もう青物が到来しました。青い貝も出ましたが、その報告はこちらで。連休明けの月曜日、買い出しのついで、雨が降り出す前の材木座海岸へ。引き続き、カツオノエボシは多めの漂着。極小のギンカクラゲが数個。青い貝は良いサイズのヒメルリガイ1個でした。




海岸にはいろいろな生きものが打ち上がっています。こちらはコウイカ。繁殖シーズンを迎えているので、産卵後に力尽きた個体でしょうか。初夏にはよく目立ちます。






フグ3種。上からキタマクラ幼魚、ハリセンボン、アカメフグ?。そのほかハコフグもいましたが写真を撮らず。





そして一番驚いたのは、このマンボウ! デカいです。全長は優に1メートルくらいはありました。死んでから時間が経っているものですが、なかなかインパクトありますね。マンボウは相模湾沿岸の定置網に入ることがあり、たまに買ってきて食べることがあります。




そして最後は、自身としては今期初のハシボソミズナギドリ。漂着が目立つようになるのは月半ば過ぎから6月前半くらい。今年はどうなるのでしょうか。


| 海の生きもの | 20:40 | comments(2) | - | - | - | 昨年の記事
風が吹いたら海岸へ


金曜日から土曜日にかけて天気は大荒れ。風がとても強く、突風のような風も吹いていました。こういった大荒れの時は、ビーチコーミング的にはそれほど大したものは上がりません。これが夏から秋なら、南方ものも期待できるのですが、4月ではまだまだ。とは言え、こんな時にしか上がらないものがあるのでは…と思ってしまうのが、コーマーの性というもので。夕方にほんの少しだけ歩いてきました。意外にも、かなり付着物の付いたココヤシが1個、漂着していましたよ。




沖ものはと言えば、えぼしもんが少し打ち上がっていました。そこそこサイズのあるエボシガイも見られましたが、如何せん漂着数が少なすぎて、特にめぼしいものはありませんでした。




そんな中、オキナガレガニが1匹だけ登場。後ろに見えているバケツに付いていたようです。ちょっと弱っていましたが、カラスに食われる前に安全そうな場所へ。再び旅に出られるかは運次第ですけどね。




青いクラゲは1個だけカツオノエボシ。それ以外は最近よく漂着している、この時期としてはかなり大型のミズクラゲがたくさん。アカクラゲはほんのわずかだけでした。





満潮線あたりを歩くと、トビにカワウ。冬鳥系の海鳥はもういないし、オオミズナギドリが来るにはまだ少し早い? まあ、これらも海岸落鳥の定番ではあります。


   

再び波打ち際に戻って…水際にそって1センチくらいの幼魚(ボラ?イワシ系?)がたくさん。写真のゴンズイも数匹。ハコフグも打ち上がっていましたが、鮮度がないので漁労屑の再流出だったかも。


   

大荒れの時は、貝類など望むべくもありません。ただ大きなナミガイがポツポツと打ち上がっていました。ナミガイも以前はたくさん打ち上がりましたが、最近はあまり見なくなった気がします。そんな訳で、今回も「普段出会えない何かすごいもの」が出ることもなく終了。でも最後に見た夕焼け空はなかなか素敵だったので、良しとしましょう(笑)


| 海の生きもの | 00:10 | comments(6) | - | - | - |
なんにもない…
   

絶賛ブログ放置中で申し訳ありません。何かと慌ただしくフィールドに出るのにも難渋しております。そして何とか時間を捻出して出かけた海岸……なんにもない。春の大荒れの後に期待するのはやはりブンブク類なのですが、もともと可能性が少ないものなので、そう簡単には出会えません。というか、ウニの打ち上げそのものが少なかったです。写真はなかなか立派だったネコタマ(ネコザメの卵囊)。




積み上がった海藻の上にカニの脱皮殻。これはヘイケガニの仲間ですね。背甲のでこぼこが、壇ノ浦に沈んだ平家の武者たちの顔に見えるというのが名前の由来。名前ほどには知られていないカニですし、普段は背中に貝殻などを背負っている生態もあまり知られていないようです。





ちょっと「おおっ!」と思ったのが、これ。ハシボソミズナギドリよりも少し大きめで、全体が灰色。くちばしは太く短くなっています。これはフルマカモメ(暗色型)ですね。冬期に北日本中心に渡来するミズナギドリ類ですが、相模湾あたりまで南下するんですね〜。実は初めて見ました。海岸を歩いたのは先週なんですが、その頃は3羽ほど打ち上げがあったようです。北の海に帰れなくなってしまったのは可哀想ですが、貴重な出会いでした。


| 海の生きもの | 10:00 | comments(2) | - | - | - |
宝はあっても団子はあらず


少し遅い報告になりますが、昨年12月の新月のころ、今期初のダンゴウオ探しに行って来ました。海岸について一番に気がついたのは、例年なら伸び始めているヒジキがまったく消えていること。昨季も少し勢いがないなと思いましたが、まさかここまで酷くなるとは…。その他の海藻もあまり育っている様子がなく、今後が心配になりました(他のエリアではヒジキが育っているところもあり、原因などはっきりしません)。海の中を見てみると、まず目についたのは小さいガンガゼ。珍しいというほどのものではないのですが、新月だったので目立つところに出てきていたのかも。




カニの中でもこの子、ケブカガニは何度見ても写真撮ってしまいます。


   

ウミウシもあまりパッとせず、目立ったのはこのサガミミノウミウシくらいでした。やけに青みの強い個体で、最初は「何者?」と思いましたが、見覚えのある姿なのですぐに正体判明。でも、とにかくきれいな個体でしたよ。






貝ではタカラガイがポツポツ登場。そこそこ良いサイズのホシキヌタは、昨季のと同じ場所にいました。もしかして同じ個体なの? そして貝殻だけはたくさん見つかるオミナエシダカラ。外套膜を被っていたら、これは見つけられませんね。3種類目は、貝殻に黒帯があります。これはハナマルユキの幼貝ですね。今回は全般、生きものが少なめに感じましたが、タカラガイがまだ活動しているところをみると、水温はまだ高めなのかもしれません。


   


生きものは少なめでしたが、相変わらずマダコは何匹もいました。日本全般では資源が減少しているマダコ。頑張って生き抜いて、どんどん子孫を増やしてもらいたいですね。まあ、また例によって追いかけ回しましたけど(笑)マダコが逃げていく先で、カニたちがパニックになって逃げ惑う様子もおもしろかったです。さて、今月は正月早々に満月で、この時はやる気が萎えて出撃しませんでした。週が明けると水曜日が新月。今回の大潮には夜観に出撃しますよ。写真がないのでお気づきかと思いますが、ダンゴウオには会えていませんので、次こそは…。



| 海の生きもの | 11:20 | comments(4) | - | - | - |
激写、隣りの朝ごはん!
   
   

22日にアップした沖縄旅行2日目の植物記事で紹介したウコンイソマツ。気がついた人がいたかもしれませんが、そこには小さなオカヤドカリが写っていました。撮影中にも気がついたのですが、帰ってきてから写真を眺めていて、とあることを思い出したのです。それは、琉球大学の傳田教授(当時准教授)が2013年に世界初の事例報告として学会発表した「オカヤドカリによる花蜜食」です。写真に写っていたのは、まさにその現場だった訳なのです。その報告では、オカヤドカリによる花粉媒介の可能性も指摘していましたが、写真を拡大して見ると、確かにオカヤドカリの歩脚に花粉がついていますね。普通、オカヤドカリは近づくと貝殻に引っ込んで、コロコロと転がり落ちてしまいます。この子はよほどお腹が空いていたのか、偶然にも貴重なシーンを見ることができました。


   

こちらは別の日に見た、そこそこ育ったムラサキオカヤドカリ。貝殻がちょっと体のサイズに合っておらず、かろうじてお腹部分を隠すことができているだけ。とてもバランスが悪く見えます。海の中のヤドカリは住宅事情がとても厳しく、貝殻の強奪がよく起きています。一方で、沖縄本島の海岸も大きな貝殻はほとんど落ちていません。あるとしたらアフリカマイマイくらいでしょうか? 我が地元、神奈川のようにサザエの殻などもありませんから、沖縄のオカヤドカリの世界もけっこう住宅難なんでしょうね。



| 海の生きもの | 17:50 | comments(6) | - | - | - | 昨年の記事
我微笑みて蟹と戯る
   

11月に入ってしまいました。神奈川南部でもさすがに朝晩は冷え込んできましたし、まわりの木々も色づき始めました。今回紹介するのは砂浜のカニたち。季節的にはもう活動が鈍って見る機会も減る頃ですが、実はそんな時だからこそ写真には撮りやすい…とも言えます。まずは定番、コメツキガニです。写真は9月に撮ったもので、この時はまだ活発であり、警戒心も強くて撮るのには苦労しました。





カメラがコンデジなので、このサイズだと望遠ズームで撮るのが難しいのです。だから、ジッと動かずに待ち、できるだけ接近して撮ります。もちろん何度も巣穴に逃げられ失敗しますが、そんな時でも動かずにひたすら巣穴から出てくるのを待ちます。カニの方もとにかく食事がしたいので、またすぐに出てきますし、そうして駆け引きしていく間に、警戒心の緩い個体が見つかったりするんですよ(笑)


   


さて、こちらは背甲の模様は似ていますが別のカニ、スナガニです。こちらは先月末に撮ったもので、もうかなり動きが鈍く、余裕で撮ることができました。コメツキガニは背甲が丸っこいのに対して、スナガニは四角っぽいのが大きな違いです。動きが鈍くて近寄れるので、コンデジでも思いっ切りワイドマクロで撮影。けっこういい感じに撮ることができました。これからの季節、動物の姿は減ってしまいますので、今のうちにもう一度、一緒に戯れてみてくださいね。



| 海の生きもの | 09:20 | comments(4) | - | - | - |