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海山日和

神奈川南部から発信…野山や海辺を歩いて、見たもの感じたもの
ナガサキは今日も雨だった


沖縄旅行4日目の午後、簡単な昼食の後は車で林道をゆっくり移動しながら、要所要所で止まってぶらつく予定です。道の脇の湧水(水汲み場になっている)ではリュウキュウハグロトンボが飛んでいました。しかも2匹でバトルってます。川のように高低差がないので距離も近い。ただ、とにかく天気のせいで暗いので、写真を撮るのは大変でした。


   


こちらのチョウは、昆虫好きの人にとっては沖縄旅行の目的の1つになるであろう、リュウキュウウラボシシジミです。日本では沖縄本島北部と西表島にしか分布していません。以前、西表島でも見ていますが、日本最小を争うという小さなチョウなので、これも撮るの大変。あんまりビシッと決まった写真が撮れませんでしたね。


   
   

道端…と言っても端より道の内側なんですが、おそらくアスファルトのすき間から伸びていた可愛い花。これはアリモリソウです。九州南部以南に分布し、名前は壇ノ浦で滅びた平家一門の平有盛に因んでいます。奄美には有盛が落ち延びたという伝説があり、その墓所に咲いていたので名前がついたということですよ。




さて、午後は観察以外に夜のためのロケハンをするつもりでした。カエルなどを観察するために、ほんの少し入り込めそうな沢筋を探すのです。そんな場所があったら車を止めてチェックします。




やんばるの山の中とはいえ、林道の脇にはタチアワユキセンダングサが咲いています。あまりよろしくない外来種ですが、この時期この花にはチョウが来るんですよね。なんと、何羽かアサギマダラも飛んでいました。北から旅をして沖縄に渡ってきたのでしょう。リュウキュウアサギマダラは撮れなかったのに、アサギマダラは撮れました(苦笑)




こちらは途中の橋の上から見た、やんばるの森です。明るく写ってますが、雨がけっこう降ってます。TG-4のKさんは良いですが、自分のカメラは防水ではないので、ちょっと辛い…。


   

やがて事前に目星をつけていた場所に到着。道路下を流れる渓流で、下まで降りることができます。奥の方まで入り込めるかわかりませんが、ちょっと覗いてみるにはお手頃そうな環境です。夜はここを目指して来ることにしましょう。


   

こちらは林道脇に咲いていたツルソバ。図鑑では伊豆半島以西の分布になっていますが、三浦半島でも見られます。海岸沿いに多いつる植物ですが、沖縄では山の中にもあるようです。




きた!きました、ついにその瞬間が。今回、沖縄に来て姿だけは何度か見かけていました。この見事な美しさを持つチョウは、ナガサキアゲハのメスです。ナガサキアゲハは南方系のチョウですが、どんどん分布を北に広げて、今では地元の神奈川でもごく普通に見られます。ただ、このチョウのメスは南へ行けば行くほど白くなる性質があり、ここまで白い個体は関東ではまず現れません。もちろん沖縄には何度も来ているので見たことはありましたが、今回初めて写真を撮ることができました。





林道脇の開けた沢筋のような場所に、名前はわかりませんが園芸植物らしき赤い花がいっぱい咲いていて、ナガサキアゲハはそこに飛来していたのです。メスはピカピカの美人。そこに2匹のボロボロのオスが盛んにアタックしていましたよ。メスの方は食事に夢中で、オスにはまったくなびくそぶりも見せませんでしたけどね。男は辛いよ。




とりあえず林道の予定のコースを走り終えたので、一度麓へ下って、食事などを済ませた後で再度、山の林道へ上がります。はてさて、鬼が出るか蛇が出るか…ってヘビは確実に出ると思いますけどね(笑)



| 旅行・沖縄 | 13:00 | comments(2) | - | - | - |
与那覇岳登山道


さて与那覇岳登山道です。登山道の雰囲気がわかる写真が貰い物のこれしかなくて、本邦初公開のオーサー画像です(苦笑) 雨は降っていますが,森の中なのであまり気になりません。ぺらぺらのウィンドブレーカーの撥水だけでしのいで歩き出します。


   

薄暗い森の中の道。もちろん天気が良ければもっと明るいのでしょうけれど、これはこれで雰囲気があります。周りをよく見ながら歩いていると、ポツポツと植物などが目に入ってきます。これはリュウキュウルリミノキ。名前の通り瑠璃色の果実がよく目立つ小低木ですが、花も繊細な雰囲気でとっても魅力的です。


   
   

おっと道端にこんなものが! これはリュウキュウサギソウ、ランの仲間です。事前に図鑑などで存在を知り、見たいと思っていたものの1つです。たった1株だけでしたけど、こうもあっさりと登場してくれるとは。花は側花弁や唇弁が糸状に細く長く伸びて、何とも不思議な姿ですね。なんかエイリアンの大群みたいな感じも…(笑)


   

すぐ近くの低木の下には、果実をつけたラン科植物が。葉の中央に白筋のあるこれは、クニガミシュスランでしょうか? 花には間に合いませんでしたが、今年は地元でこの仲間を見ているので、これはこれで嬉しい出会いです。


   
   

それほど多くはありませんでしたが、林内にはキノコ類もちらほら。おっと、下の写真は冬虫夏草ですよ。しかも,この姿は地元・三浦半島でよく見ているツクツクボウシタケと同じ。こちらにも分布があるのでしょうか。しかし、沖縄にはツクツクボウシは分布していません。となると、宿主はだれ? 同じツクツクボウシ属のオオシマゼミでしょうか。掘り出してみたかったのですが、木の根があって無理でした。





さらに進んで行くと、Kさんがリュウキュウアカガエルを見つけてくれました。しかも2匹。見た目の感じは,地元で見かけるヤマアカガエルとよく似ています。この登山道に入ってからも、出てくる脊椎動物がシリケンイモリばかりだったので、カエル嬉しいです。可愛い!




さらにKさん,大活躍。今度は少し雰囲気の違うカエルを見つけてくれました。これはリュウキュウカジカガエル?


   

天気が天気だったので与那覇岳の山頂を目指すつもりはなかったのですが、それにしても雨脚がさらに強くなってきました。時間もお昼に近づいたので車まで戻ることにしました。登山道の脇にも、こうした渓流が流れています。こんなところに入ったら、おもしろいんだろうな〜。


   


おっと、木の根元にオキナワキノボリトカゲを発見! 西表島でサキシマキノボリトカゲは何度も見ていますが、こちらは初めてです。体色が茶褐色なのでメスでしょうか。オスは緑色味が強いらしいのですが、残念ながら今回は出会えませんでした。強い雨をクワズイモの葉陰でしのぎながら、二人して喜んで撮影。しかし薄暗い中、自然光のみで撮影したので、ほとんどブレブレでした。まだまだ修行が足りません(苦笑)




そんな僕たちを樹上から見下ろしていたのが、オキナワヤマタカマイマイ。沖縄島と周辺の島にしか分布していないカタツムリです。この仲間は琉球列島に分布していますが、島ごとに別種になっているそうです。しかも近年、このオキナワヤマタカマイマイは、オキナワヤマタカマイマイとシラユキヤマタカマイマイという2種に分けられたそうです。個体変異が多く2種の外見上での見分けは難しいようですが、この写真の個体は殻高が高いことからオキナワヤマタカマイマイの可能性が高い…かなと思います。




雨に濡れてトボトボ下を向いて歩いていると、あちこちにシマサルナシの果実が落ちていることに気がつきました。北海道から九州に分布するサルナシより、二回り以上大きくて、よりキウイフルーツっぽいです。囓ってみましたが、ちょっと酸っぱい。でもその風味もキウイフルーツそのもの。きっと追い熟させれば美味しくなるかも? あちこちにあったので、集めればジャムなんかも作れそうです。まぁ自分はジャムとか食べないんですけどね。


   

こちらは木の幹に貼り付いていたもの。何だかわかりますか? 長さは10センチ近くあります。そう、これはナメクジの仲間、ヤンバルヤマナメクジです(まだ学術的な研究が進んでおらず正式和名ではないようです)。沖縄ではナメクジ自体が珍しいそうで、この種もやんばるのイタジイ林でしか確認されていないのだそうですよ。


   

最後、大トリは鳥で…といってもショッボイ証拠写真(2枚を上下組み合わせてます)ですが、登山道を歩いている時、何度かホントウアカヒゲに出会うことができました。写真はとても無理でしたが、自分の目ではしっかりと見ることができました。やんばると言えばヤンバルクイナやノグチゲラが有名ですが、やはり小鳥系は可愛くていいですね。もちろん次の機会にはヤンバルクイナもノグチゲラも見たいとは思っていますが。そんなこんなで,車にたどり着き、車内でコンビニおにぎりの昼食を済まします。次回記事、4日目午後からは林道を流しながら生きものを探し、またついでに夜のためのロケハンをしますよ。



| 旅行・沖縄 | 12:30 | comments(4) | - | - | - |
メインイベント前哨戦


沖縄旅行報告、4日目分に突入です。この日は盛り沢山なので、時系列で紹介していきましょう。朝、早めに出発して途中のコンビニで昼食や飲料の補給です。まだ薄暗いので、コンビニの明かりにいろいろな昆虫…まあほぼガですが…集まってきていました。


   

あ、電話ボックスの中になんかいる。電話番はけっこうだけど、そんなところじゃ獲物の虫も入ってこないよ?(笑)


   


天気は昨夜のうちから雨。朝になってとりあえずは止んだものの、雲行きは怪しいままです。とりあえず名護市の宿から国頭村方面に向かい、山に登る途中で森林公園に立ち寄ってみました。そしたら、道路や歩道にうろうろとシリケンイモリが…。アカハライモリでは、こんなに水域を離れて歩き回る印象がなかったので、ちょっと驚きました。上の写真が最初に見つけた個体で、喜んで写真を撮りましたが、もう後から出るわ出るわ。最後はほぼ無視でした(笑)




公園内は、イモリを除けば生きものの影は薄かったのですが、林に囲まれた歩道では、リュウキュウウラナミジャノメが出迎えてくれましたよ。このチョウ、沖縄本島と慶良間諸島にしか分布しておらず、それほど多くないそうです。地味目ですが、渋い魅力のあるチョウですね。


   

公園内には人工的な池があり、オオバンが泳いでいました。池を渡る通路の手すりをよく見ると、ペリット発見。カラスのものだとは思いますが、中身はカマキリの卵囊と、大きめの甲虫の脚が。


   

ここでの花は1種類だけ。道端に咲いていたスミレの仲間です。沖縄のスミレ類は、花期がだいたい1〜3月くらいなので、ちょっと季節外れです。種類はよくわかりませんが、一番無難な答えを出すとすれば、ごく一般的な種で花期も長いリュウキュウコスミレですかね。




森林公園の最後に気持ちを熱くしてくれたのはイトトンボ。種類はよくわかりません。アオモンイトトンボかムスジイトトンボか。青いのでオスですね。緑色をしたメスも見られましたが写真は撮れず。道端のクワズイモの葉に来ていましたが、小さいし敏感だし、撮るのがとても難しいです。さあ、これで森林公園を後にします。


   

林道を上って、まずは与那覇岳登山口へ。ロードキルを警告する道路標識が、やんばるに来たことを実感させてくれます。この標識、写真のイシカワガエルのほかに、リュウキュウヤマガメのもあります。名護市ではイボイモリのもありました(写真撮れず)。ほかにリュウキュウイノシシの動物注意、カニ横断注意とかもあります。さて、次回からついにやんばるの森の中に入ります。しかし車を降りると、雨脚が強くなってきました…。



| 旅行・沖縄 | 20:50 | comments(4) | - | - | - |
青身といっても体は緑
   

今回は沖縄旅行3日目、チョウ以外の動物です。南部から、そして海岸から山側へ移動してくると、何だか聞き慣れない鳴き声がしています。その鳴き声の主がこれ、オオシマゼミ。ツクツクボウシの仲間で、姿もツクツクボウシの色味を濃くした感じですが、鳴き声はまったく違っています(ネットで動画がいろいろ上がってますので聞いてみてください)。しかし、11月でセミが鳴いているとは、さすが沖縄ですね。


   


こちらは海岸近くの集落で見つけたシロジュウジカメムシの集団です。このカメムシはけっこうあちこちで見かけましたが、集団になっていたのはここだけでした。ウジャウジャいるとちょっと鳥肌立ちそうな感じですね。でも南国系ならではの派手な色彩が、その感じを少し和らげてくれる気もします。今回はほかにカメムシ2種類くらい見かけましたが、残念ながらキンカメムシ類は見られませんでした。


   
   

まだまだ十分に暖かかった沖縄ですが、赤トンボが飛んでいるのはやはり秋という感じでしょうか。上の種類はとても紅紫色の濃いものです。ベニトンボでしょうか。もっと寄り目で撮ったものもありますが、所詮はコンデジのデジタルズーム。粗が見えます。なので敢えてこんな絵にしてみました。下の方は別の種類の赤トンボですね。色味は薄く橙色っぽい感じ。ウスバキトンボとか、そのあたりでしょうか。





昆虫から離れて、こちらは4月にも紹介したチブサトゲグモです。少し色味の違うタイプもいて、それによって体の模様はシーサーや鬼の顔に見えたりします。小さいクモですが、けっこう大きい巣を張りますよ。


   


林縁の葉の上で見つけたのは、緑色の陸貝。これはアオミオカタニシです(昔の信号と一緒で、ここでは青=緑の意味)。樹上性なので色は保護色な訳ですが、貝殻が緑色なのではなく体そのものが緑色で、貝殻は半透明をしています。せいぜい殻高15ミリにしかならない、可愛らしい貝なんですよ。陸生とは言っても、いわゆるカタツムリの仲間とは分類的にまったく別のグループで、名前の通りタニシ類(タニシ科)の親戚(ヤマタニシ科)です。


   


最後はこれも沖縄の定番と言っていいホオグロヤモリです。沖縄の民宿、旅館などに泊まれば、夜に必ずと言っていいほど出会えますね。上の写真は公園駐車場の木製電信柱にいたもの。体色をかなり黒っぽく変えています。下は宿の明かりに来ていたもので、こちらの方が見慣れた感じですね。日中は基本的に物陰に隠れていて、体色も天敵の鳥などに見つかりにくい色彩にしているのでしょう。夜に白っぽくなるのは、獲物となる昆虫が集まる場所…人工の光の当たった場所は白っぽくなるので、それに合わせているのかもしれませんね。沖縄はコンクリート使った建物も多いですし。そんなわけで3日目終了です。そして4日目はついにやんばる(山原)へ足を伸ばします。



| 旅行・沖縄 | 11:00 | comments(4) | - | - | - |
救荒食ではなくご馳走です
   


今回は3日目の動物ですが、チョウだけでお腹いっぱい状態なので、それだけまとめて紹介します。まず最初は海岸の草地を飛び回っていたシジミチョウ。これはクロマダラソテツシジミですね。1992年に沖縄本島で確認された当初は迷蝶扱いでしたが、2000年代に入ると九州、四国、西日本と分布を広げ、近年では千葉でも確認されているようです。幼虫の食草がソテツであることが名前の由来ですが、ソテツは園芸植物でもあるので、分布の拡大には多分に人為的な影響があると思います。ソテツは有毒の種子を毒抜きして救荒食に使いますが、このチョウはソテツの若芽がご馳走なんですね。2枚の写真で羽根の模様が違いますが、1枚目の写真は低温期型ってヤツでしょうか。





こちらは同じシジミチョウでも、内陸側の耕作地周辺で撮ったもの。ウラナミシジミ系ですが、アマミウラナミシジミでしょうか。下の方は表側が地味な色なのでメスだと思います。
……と思ったら、一緒に行ったKさんから、下のはウラナミシジミ・オスのボロじゃないかな…とご指摘いただきました〜(12/2)。



こちらはキチョウですね。ごく普通に見られるチョウです。とは言っても沖縄にはキチョウとキタキチョウの2種がいるそうで、しかも外見上の識別は困難なのだとか。従来1種だったものが遺伝子的な解析で2種に分けられたそうですが、見た目で区別できないと「なんだかな〜」ですね。どうせならキタキチョウは沖縄にいなければよかったのに…(苦笑) しかし、これだけ似ていて同一地に分布していて、2種の間で交雑は起きていないのでしょうか。


   

こちらは2回目の登場、タテハモドキです。見事な蛇の目模様ですね。明るい陽射しの中、色もオレンジ色でよく映えて目立ちます。




こちらは九州以北に分布するヒメジャノメそっくりの、リュウキュウヒメジャノメ。まったく同じじゃんと思ってしまいますが、写真を並べて見ると、色味が濃くて白帯模様がくっきりしているとわかります。




こちらはリュウキュウミスジ。九州以北に分布するコミスジとそっくり。写真のように羽の表側はほぼ違いがありません。なので、見つけるとつい「あっ、コミスジ!」とか「あっ、リュウキュウコミスジ!」とか言ってしまいます。ごめんな、リュウキュウコミスジ…あっ。




こちらはアオタテハモドキのメスです。オスとは違って羽根の表に青色がなく、茶系の地味な色彩ですが、これはこれでいい感じです。やっぱり好きだな〜このチョウ。




最後は地元でも普通に見られるモンキアゲハ。大陸側に広く分布するアゲハチョウで、むしろ日本では東北地方あたりが北限なのだそうです。とすれば、こちらの方が本場なのかもしれませんね。アゲハチョウもなかなか撮るのが大変なんですが、この子は良い具合に道端に張り出した木の葉に止まってくれました。チョウではまだまだ沖縄ならではの大物がいます。憧れているあのチョウも…。果たして滞在中に撮影することはできるのでしょうか。さて、次回は3日目のチョウ以外の動物です。



| 旅行・沖縄 | 21:20 | comments(2) | - | - | - |